ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミックス

『3月のライオン』5巻に感じた「人と人の様々な繋がり」

3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)作者: 羽海野チカ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/11/26メディア: コミック購入: 27人 クリック: 953回この商品を含むブログ (410件) を見る いまさらですが、『3月のライオン』5巻の感想を。3箇所、非常に響くと…

『とめはねっ!』で可視化される「縁」〜河合克敏先生の諸作品の魅力

とめはねっ! 鈴里高校書道部 7 (ヤングサンデーコミックス)作者: 河合克敏出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/09/30メディア: コミック購入: 10人 クリック: 192回この商品を含むブログ (72件) を見る この前、『とめはねっ!』最新7巻を読んで、その面白…

『帯ギュ』と『とめはねっ!』で見る河合克敏先生の視点と独自性

はじめに NHKでドラマ化されたことや最新刊が出たので、『とめはねっ!』について感じたことを書いておきます。主に、河合先生の代表作『帯をギュッとね!』にも最近の新しい人の目が向けば良いなぁとの願いもこめて。 とめはねっ! 6 (ヤングサンデーコミッ…

『乙嫁語り』&森薫先生

森薫『乙嫁語り』第1巻発売記念サイン会リンク集&余話 森薫先生情報では最大手の『黒い天使のブログ』様にて、サイン会感想を取り上げていただいていました。 森薫先生のサイトでもサイン会の報告が書かれていました。 サイン会について、『フェローズ!』…

森薫先生の作画動画・公開

http://natalie.mu/comic/pp/otoyomegatari びっくりしました。すごいですね。 こういうオリジナルコンテンツを掲載したコミックナタリーの企画なのか、編集部の提案かは分かりませんが、素晴らしいです。 絵を描く方が見るとまた違うのでしょう。

フットマンの手記の話をしていて思い出す

フットマンの手記の話を書いていて、『エンバーミング』2〜3巻の感想を書き忘れていたことに気づきました。 3巻は切り裂きジャックが題材で、先のエントリで書いたヴィクトリア朝の「伝わってくるゴシックホラーなメインイメージ」の作品でありつつも、当…

『のだめカンタービレ』と『3月のライオン』最新刊を読んで

最近、発売された「買い続けている」コミックスです。(『鋼の錬金術師』も買いましたが) どちらの作品も今回はかなり大好きなテイストでした。どこが大好きなのかと思って考えてみると、似ているところがありました。 「努力して、常人には超えられない壁…

雑誌『Fellows!』別冊「Swimsuits Fellows! 2009」の方向性は同人アンソロジー

以前、書店配布の付録として「メイドFellows!」という別冊がつきました。 あれは、この実験だったのでしょう。 Swimsuits Fellows! 2009 (BEAM COMIX)作者: 森薫,入江亜季,福島聡ほか出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/08/12メディア: コミック…

『とめはねっ!』5巻感想

とめはねっ! 5 (ヤングサンデーコミックス)作者: 河合克敏出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/06/30メディア: コミック購入: 10人 クリック: 107回この商品を含むブログ (122件) を見る 多分、今までの話の中でいちばん「笑い」ました。河合先生の作品では…

マンガのドラマ化は「技術の表現」を何とかなる?

友人より、「『とめはね!』の書道の部分って、どうするですかね? 映像差し替え?」と問われて、考えました。書道だけではなく、柔道部に所属し、全国レベルのヒロインの柔道映像はどうなるのかと。 結論から言うと、とても残念な映像化になる気がします。 …

『フェローズ総集編 乙嫁語り&乱と灰色の世界』感想

なぜか総集編関連のワードでGoogle検索1位になってしまったようで、感想を書いていない過去の日記に流入が集中していました。感想ないのに、すみません。はてな力だと思います。 一緒に買った『Fellows!』と「メイドフェローズ」を先に読んだのでそちらを先…

『Fellows!』Vol.5の読後感想

Vol.3〜4と空いてしまって連載ものがわからないので、評価は偏っていますし、読みきりの方が好みでした。個人的に好みな作品に出会えました。以前の感想と同じく、好みの作品に出会えるのはわかっていますが、読みたい作品かは別の話なのです。 それでも、今…

『Fellows!』でメイドが無料配布冊子足りえるのはなぜ?

Fellows! 2009-JUNE volume 5 (BEAM COMIX)作者: 笠井スイほか出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/06/15メディア: コミック購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (19件) を見る 読み終わったので書きます。ネタバレはないです。 僕は森…

『Fellows!』最新号と、総集編『乙嫁語り&乱と灰色の世界』発売

総集編と『フェローズ』最新号-----2009/06/10という情報が公式サイトにあがっていました。 Fellows! 総集編 乙嫁語り&乱と灰色の世界 (BEAM COMIX)作者: 森薫,入江亜季出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/06/15メディア: コミック購入: 3人 ク…

6巻05/23に発売/船戸明里先生サイトに制作ノウハウも

船戸明里先生のサイトにて、あんだろの6巻告知が出ていました。 Under the Rose 6―春の賛歌 (バーズコミックスデラックス)作者: 船戸明里出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2009/05/23メディア: コミック購入: 11人 クリック: 77回この商品を含むブ…

森薫先生の『乙嫁語り』の1〜3号掲載の総集編と対談記事

森&入江のFellows! 総集篇、貴重描き下ろし収録で発売 とのことで。この売り方は最初、微妙だと思いました。お互いの読者がお互いの作品に触れること自体はよいと思いますが、まだ掲載作品が載っている『Fellows!』は売っていますし、その先にコミックス化…

『螺子とランタン』

螺子とランタン (角川コミックス・エース)作者: 桂明日香出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2004/11/26メディア: コミック購入: 3人 クリック: 23回この商品を含むブログ (49件) を見る ヴィクトリア朝や貴族関係の話はリアル志向へ走り、使用人の手記ばかり…

空間コミックビーム(コミュニティ)閉鎖とマンガ雑誌の状況

なんか、今ってすごい時代だよなあ(たけくまメモ )と言うエントリを読み、空間コミックビームのサイトを見ました。 閉鎖理由は2つ挙げられています。 「お金が無い」 この理由でコミュニティサイト(公式サイトでは無いです)が閉鎖になるのは費用対効果…

Fellows! 2008 DECEMBER volume 2 感想

Fellows! 2008 DECEMBER volume 2 (BEAM COMIX)作者: 森薫,入江亜季,室井大資出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2008/12/15メディア: コミック購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (24件) を見る 書店で探していましたがなかなか見つけら…

船戸明里先生の無断転載との対話

■[無断転載]まとめ(船戸先生の公式ブログ) ネットにおける著作権や作家の意向を無視した画像転載に対して、自身の子供と言える作品を守りつつ、それでも画像転載者対話しようと、妥協点を見出そうとするも、感情的で一方的な反応ばかりが返ってくる、とい…

作家が「漫画家」として成長するプロセスを見る機会か? 『Fellows!』創刊

絵の表現力は非常に高い Fellows! 2008-OCTOBER volume 1 (BEAM COMIX)作者: 森薫,入江亜季,雁須磨子出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2008/10/14メディア: コミック購入: 4人 クリック: 16回この商品を含むブログ (45件) を見る 森薫先生の最新作…

『エンバーミング』

『るろうに剣心』の作者・和月伸宏さんの前作『武装錬金』巻末に載っていたのが、フランケンシュタインをモチーフにした『エンバーミング』の前身の作品でした。 ジャンプSQで連載が始まるのを知ったときは買おうとしたのですが、ジャンプSQが売り切れになっ…

『F.S.S. DESIGNS 3 KALAMITY GODDERS:BOTH』

F.S.S. DESIGNS 3 KALAMITY GODDERS:BOTH作者: 永野護出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 2008/09/25メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 152回この商品を含むブログ (68件) を見る 『ファイブスターストーリーズ』の設定資料集第三弾で…

『Under the Rose』5巻感想「疑うこと、信じること」〜貴族とメイドの織り成す最高の世界

結局、読み終わった余韻が忘れられず、なんとかこの作品の魅力を言葉にしようと、ブログに向かい合っています。 結論から言えば、「ここまで使用人の世界を描き、また噂に支配される社交界を描けた作品は皆無」、ということです。 正直なところ、『Under the…

『Under the Rose』5巻発売・感想は後ほど

月曜日の労働を終え、乗換駅の書店で『Under the Rose』5巻を買いました。しかし、帰りの電車では読むのを我慢しました。夢中になって乗り過ごすことがたまにありますし、予想外の展開で感情を表に出すことになったら困りますので…… 家に帰り、食事を終え、…

『Under the Rose』5巻・03/24発売

Under the Rose 5―春の賛歌 (バーズコミックスデラックス)作者: 船戸明里出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス発売日: 2008/03/24メディア: コミック購入: 5人 クリック: 251回この商品を含むブログ (80件) を見る 来週03/24はいよいよ『Under the Rose』5巻…

『Honey Rose』7〜9話配信開始

『Honey Rose』公式サイトにてダウンロード開始です。 そういえば、毎回『Honey Rose』の配信日は忙しく、余裕を持って閲覧できていなかった気がします。というか、前回の配信からもう一ヶ月ぐらい立ってしまったことに驚愕するのです。

『Honey Rose』4〜6話感想

ほとんどがストーリーに関係しそうなので書けませんが、続きが読みたい! やばい!! それに『Under the Rose』1巻のウィリアムの「話」も、ようやくわかりそうな雰囲気ですね。 来月が待ち遠しいです、久々にこういう感情に出会いました。 なにはともあれ…

『Honey Rose』4〜6話配信開始

『Honey Rose』4〜6話ダウンロード購入可能になりました。まだ読んでいないので、これから楽しみます。

『Honey Rose』も単行本化されるらしい

最近、船戸明里さんのブログが活発化しております。「ハニーローズは連載が続けば単行本に入る」とのことで、『Honey Rose』が単行本化されない、と言う噂を否定されています。 久我もどこかでそう聞いたのか、勝手にそう理解していたのか記憶が無いのですが…