ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

読書

『ロードス島戦記』と『新ロードス島戦記』

新装版 ロードス島戦記 灰色の魔女 (角川スニーカー文庫)作者: 水野良出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2013/11/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 今年はリハビリがてら少しずつブログを書こうと思い、読んだ本を書いていきます。…

「どう振舞うか」が求められる『ログ・ホライズン』

近代ヨーロッパ的な経済発展を軸にした国家・技術を扱った『まおゆう』には、世界史への関心以上に、現代に通じる生活様式や価値観の基礎を形作った近代に強い興味を持つ立場として、様々に反応するものがあり、その存在を知ってからは感想を何度か書いてき…

魔王と勇者の物語から受け取ったもの

昔読んだ『坂の上の雲』や『竜馬がゆく』で扱う題材がテレビドラマ化される中で、これらの作品は「その刊行当時、自分たちの社会や国を考え直す作品」としての位置づけがあったと思います。確か、ヴェネツィアを扱った塩野七生さんの『海の都の物語』や国家…

『午前零時のサンドリヨン』感想(ネタばれなし)

午前零時のサンドリヨン作者: 相沢沙呼出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2009/10/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 173回この商品を含むブログ (73件) を見る ミステリ小説は好きです。といっても最近はヴィクトリア朝と使用人資料に圧倒的にリソー…

こっそりロシア

思うところがあると、いつも司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』を読みます。ところが、中学時代に親から買ってもらった単行本版を何かの機会に処分してしまって、手元にありません。図書館で借りようとしたものの、単行本も文庫もどちらも1巻が無く、困りまし…

小説『詩羽のいる街』

詩羽のいる街作者:山本 弘角川グループパブリッシングAmazon どのようにして、その本に出会うのか? 山本弘先生の最新作との出会いは、またも偶然でした。たまたま、昨日『FSS』の資料本を買いに行く前、はてなで今度は「神舟7号の宇宙遊泳もなかったろう論…

『最後の授業 ぼくの命があるうちに』

最後の授業 ぼくの命があるうちに作者: ランディパウシュ,ジェフリーザスロー,矢羽野薫出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン発売日: 2008/06/19メディア: 単行本購入: 10人 クリック: 112回この商品を含むブログ (96件) を見る 会社の人から借りて読…

諸々読書中

ソムリエール 5 (ヤングジャンプコミックス BJ)作者: 城アラキ,松井勝法出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/02/04メディア: コミック購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (10件) を見る闇が落ちる前に、もう一度 (角川文庫)作者: 山本弘出版社/…