ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。同人・出版活動の報告を含みます。

『シャーリー』2話掲載

コミックビーム Fellows! Vol.2 (ビームコミックス)

コミックビーム Fellows! Vol.2 (ビームコミックス)




「作品の向こうに」森薫先生の楽しみが伝わる

最近発売した『コミックビーム Fellows! Vol.2』に、『シャーリー』が2話、載っています! で、読んでいていて思ったのは、「ヴィクトリア朝再現へのこだわり」が薄れて、昔あった「メイドを描く、その光景を楽しむ喜び」みたいなものが、びびっと伝わってきました。



「如何に、シャーリーというメイドを可愛く描くか?」



もちろん、女主人のベネットさんもいますが(笑)、読んでいて、「メイドを描きたい!」「メイドを描くことを楽しみたい!」と、エネルギーを貰いました。ともすると最近の久我はメイドのリアル「っぽい」質感・ディテールを追求しすぎてしまいましたが、ちょっと息を抜いて、ただ可愛らしいものを、描きたいなと。



ということで、そのうち、馬鹿な小説というか、描写を描きます。

ネタばれ
































































第一話

ダンスシーン、久我が想起したのは『Fingersmith』の「お嬢様とメイド」のダンスです。女性同士のダンス、それも相手がメイド、というのはよいですね。同じように、『MANOR HOUSE』でも、「メイド同士が制服姿でダンスする」という素晴らしくエクセレントな映像もありました。



当時の衣装、あの裾の広がりは踊る女性を極限まで優雅に高めるための仕組みだったのではないかと、久我の本能が語っております。



そして、これだけで絵がかけそうな題材なのですよ。



メイド×女主人

メイド×お嬢様

メイド×メイド

メイド×坊ちゃま

メイド×老主人

メイド×執事



このうち、最後の「メイド×執事」のダンスシーンは、同人誌7巻で描いてしまいましたので、残りについては引き続き、検討をしたい次第です。


第二話



実はシャーリーと似た苦労を、久我はイギリスでしました。この画像にある窓、ですね。2005年の秋に宿泊したホテルは、ストラスモア伯爵のタウンハウス(要はイギリス貴族のロンドン邸宅)で、当時の趣を残したものでした。



窓も、当時のままで、シャーリーが苦労したように非常に閉めにくく、古いものでした。久我が苦労したのは「窓が閉まらない」ことでした。下げてもどこかの段階で止まってしまう、この為、「部屋を交換してほしい」と頼みそうになるところでした。



実際は、目立たない留め金があっただけでしたが……



面白かったのは、外出から戻ってくると、必ず「窓が開いている」ことです。防犯上ありえない、とか、そういうホテルは今まで一度も経験がないのですが、地上四階、かつその季節は秋とは思えないほど暖かかったので、ホテルの人の配慮でしょうね。



コミックビーム Fellows! Vol.2 (ビームコミックス)

コミックビーム Fellows! Vol.2 (ビームコミックス)





まだこの雑誌をご存じない方は、是非にも。きっと、何かがあなたの中で起こります。


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久我の中では、数ある小説・作品の中で、「ナンバー1」メイドです。