ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

映画『空の境界』第七章・視聴

昨日、友人と合流して『空の境界』の最終章を見てきました。上映が始まったのが確か2007年冬コミ前だったと思うので、足掛け3年になるでしょう。見終わった後、言い知れぬ達成感がありました。



全7回分を制作するのに膨大な時間が必要でしたが、その周期にあわせてこういう感じで長い期間を費やして鑑賞するのは、意外と楽しいことでした。「見る」→「感想」と、映画を見終えた後に友人と飲むのも、楽しみの一つでした。



こういう形での上映が増えると、意外と面白いなぁと思います。2〜3時間の上映時間では入りきらないような、数時間以上のドラマ形式・章立てのものはこの形で作っていけるのでしょうか? 動員数が相当多かったようなのでビジネスとして成立したと思いますが、『空の境界』だからでしょうか? いずれにせよ、人気作品の映像化を、このような形で見るのは、良い体験でした。



この形式で『ファイブスターストーリーズ』やってくれませんかね。黒騎士の出る回だけでも。エストが見たいです。系列が違いますが、そろそろモーターヘッドが綺麗に動く時代になったと思うんですよね。『エヴァ』劇場版もCGを多用したという話ですから。



空の境界』の映画は相変わらず、夜の街の描写が暗く、不気味で嫌でした。うまいです。緑色っぽい色彩なのでしょうか? その分、明るい場面の透明感や鮮やかさが際立っていて、ラストシーンは素敵でした。



今回、なぜか橙子さんの髪を見て、「傷んでない赤色」との言葉が脳裏によぎりました。シーンによって髪の色が微妙に違っていたり、車の色が赤かったり、今更のように橙子さんが気になりました。第五章が山場だったはずなのに……



「色」でも相当こだわってそうですね。



来年にはUBWも控えているので、楽しみです。『DDD』3巻も読みたひ……