ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。同人・出版活動の報告を含みます。

その4 ロンドン市内観光計画

まだ旅行記に辿り着いてもいませんが(笑)



■ロンドン市内に屋敷はあるのか?

ApsleyHouse/Englis Heritage(URL)

そもそもロンドン市内に屋敷があれば、これほど楽なものはありません。限られた時間を有効に使うという観点で候補に挙がったのはApsleyHouseでした。ウェリントン公爵記念館と併設するこの屋敷はカントリーハウスではありませんが、ハイド・パークのすぐ傍にあり、行ける距離にありました。



SpencerHouse(URL)

同様に、スペンサー・ハウス(ダイアナ妃の生家スペンサー家のロンドンの邸宅)も、日曜日のみ開館している(『レディ・ヴィクトリアン』のもとなおこさんのホームページでは、事前に手紙による入館許可を求めたとのこと:現在がどうなのかはわかりませんが)ので、候補になりました。



さらに、英書『THE GREAT HOUSE OF LONDON』(ASIN:086565154X)を読み、そこに写真付で出ている屋敷を三十ほどリスティングして、それが現在も見学可能か調べました。ところが、ネットで検索する範囲ではほとんど見つからないか、ホテルになっているか、取り壊されているという哀しい状況でした。



実際にロンドンに行ってみても思いましたが、昔ながらの建物を大切に修復している反面、場所によっては大規模な取り壊しも行っており、「メンテナンスし続ける」のにもお金が必要なのだと、あらためて思いました。



バッキンガム宮殿


そうした中、大本命になってきたのはバッキンガム宮殿です。バッキンガムという名前そのものは『三銃士』で知っている程度の知識しかありません。贅沢であり、エリザベス女王がそこでの暮らしを望んでいない、というエピソードを聞いたことがありますが、見た目は派手ではないですし、明治時代にそこを外から見た、日本人ジャーナリスト長谷川如是閑は『倫敦!倫敦?』(ASIN:4003317629)の中で、「かっこ悪い」ぐらいの勢いで評していました。



なのでそれほど期待はしていませんでしたが、ウィンザーが火事になった後、その再建費用を捻出する為にしばらくの間、一般公開されるようになりました。2004年の公開期間は07/31〜09/26で、たまたま旅行の時期と重なっており、「ここも行こうか」と決めました。



公式サイトでチケットが買えるようでしたので、「もしかすると予約しないとやばいかも」と思っていたものの、HISのイギリスに問い合わせても「普通に入れる、普通にチケットは買える」とのことでした。入場料は高額な12.5(2500円相当)ポンドです。



美術館・博物館の閉館時間

いろいろと調べていると、大英博物館は木金曜日、20:30という遅い時間まで開館しているとわかりました。どこかに立ち寄った帰りに行けるので、時間に融通が利きました。また、ヴィクトリア&アルバート博物館も、イギリスに着いた初日には夜十時ぐらいまで開館しているとのことでした。(2004年のガイドブックでは「水曜日と、最終金曜日は午後十時まで」)



いずれの場合も一部区域は閉鎖されますが、閉鎖された区域は「明るい時間帯」に見て、時間を有効に活用するという方法で今回は臨みました。閉館時間が早いイギリスの観光地、時間は幾らあっても足りないのですが、こうした細かいところで時間を稼げることは、ありがたいと思いました。



とはいえ、夜の博物館は怖いですよ……



古本街チャリング・クロス

森薫先生がイギリスを訪問した際、現地でトランクを買うほどに古本を買い漁ったとか。自分が欲しい本は何一つ残っていないかもしれないと思いつつ、一度は行ってみたいなと、プランに組み込もうと思っていました。



チャリング・クロスそのものではなく、その横道のひとつ、セシル・ロードというところが「イギリスの神保町」だそうで、地図を入念に読み、経路を把握しました。AMAZONの古本で英書はかなり購入できるのですが、手に取れる感動や自分で見つける喜びを味わいたかったです。



結局、時間の都合で折り合いがつかずに行けなかったのですが……

テート・ギャラリー

イギリスの絵画に限らず、あまり詳しくないのですが、『ヴィクトリア朝万華鏡』で知っている作家の絵を見たいなと、美術館を捜しました。



友人は印象派の絵が多い『コートルード美術館』に行きたいと言っていたので、それ以外を捜しました。その中で『ナショナルギャラリー』は広すぎること、好きな絵はどちらかというと『テート・ギャラリー』にあったので、候補にしました。



ところが、テート・ギャラリーはテムズ河沿い、国会議事堂などの少し南側にあり、まっすぐ伸びている地下鉄が無く、ヴィクトリア駅経由になりそうなので、足を伸ばすのは厳しいかもしれないと判断して、ひとまず候補にのみあげておきました。



次回も旅行計画です。友人との打ち合わせはかなり行いましたので、その要約になります。海外旅行初心者・イギリス初体験の人間が何を考えていったのか、どんなことに戸惑ったかを、引き続き伝えていきます。