ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

再開しました(仕事が)

昨日から会社が再開し、正月を休んだという実感が無いです。例によって遅い時間での帰宅なのですが、電車で文庫を読む・眠る前に英書を読む習慣を根付かせようと、昨日から始めました。つまり、まだ一日しか行っていません。



今のところ読んでいるのは、従僕だったFrederic Gorstの手記『Of Carriages and Kings』です。幼少の頃の家庭環境から、最初の職場で働き、そこから新しい職場に行くところまでを読み終えました。生活の様子とか、使用人同士の関係とか、日々の暮らしが巧みに描かれていて、正直なところ、「面白い」です。1日2章・1時間で読めそうなので、継続していくつもりです。



メイドさん視点でのこうした資料も読んでみたいですね。19〜20世紀のイギリスの村人の生活を描く『Lark Rise to Candleford』が、なかなか近い路線ではあります。そのうち、メイドと結婚した中流階級の詩人Munbyの著作には手を出すつもりです。