ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

ドキュメンタリー『MANOR HOUSE』

Manor House [VHS] [Import]
久我がメイドジャンルに存在したことに意味があるならば、この『MANOR HOUSE』を紹介したことで、その役割を全うしたと言えるかも知れません。



空前絶後、これ以上に面白い映像資料が存在するのかと言えるほど、メイドや屋敷に関心を持つ人ならば、随喜の涙を流せる、素晴らしいドキュメンタリーです。



今のところ、久我の確認した範囲で読者の方で三人、ホームページの紹介で四人、合計七人が買ってくださっています。



このドキュメンタリーは、現代に残る屋敷を舞台に、20世紀初頭のエドワード朝の生活様式を再現します。オーディションを通過した人々が、3ヶ月、当時のルールに従い、生活をします。



生活を楽しむ主人だけではなく、彼らに仕える使用人役も、普通の人々なのです。役に徹していく人々の姿、再現される人間関係、上級使用人と下級使用人の間の緊張、辛くて逃げ出すメイド……



眼鏡をかけたメイド「リアル・エマ」さん(勝手な命名)が登場するなど、見所は盛りだくさんです。



詳細は解説ページ:http://spqr.sakura.ne.jp/data/movie_victorian_e/manorhouse.shtmlへどうぞ。