ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

その3:計画〜目的地と交通手段

目的地についてはその1に書きましたが、より細かいチューニングがいります。日程を組み、時間を無駄にしない為には意外と頭を使います。尚、この方式は久我の方式なので、他にもっと最適なものがあるかもしれません。ただ、この方法が自分にはいちばん(旅行前から)、楽しかったです。





予定を組む

目的地の列挙

最初に、行きたい場所、最寄の駅を列挙します。



V&A(徒歩)

アルバート像(徒歩)

Kensington Palace(徒歩)

Kensington Park&Hyde Park(徒歩)

大英博物館(Holborn)

Tate Britain(Pimlico)

Kenwood House(Hampstead)

Harrods(KnightsBridge)

Apslery House(Hyde Park Corner)

Greenwich(Greenwich)

Carlyle House(South Kensington)

Spencer House(Green Park)
Osterely Park(Osterely)


そしてこっそり、舞台巡礼。



Eaton Place 65(Sloane Square:ドラマ『Upstairs Downstairs』の撮影地)

Elicecomb Road 70(Charlton:『THE 1900 HOUSE』の撮影地)



上記のように列挙することで、「どことどこの駅が近い」のか、「どの路線とどの路線の乗継がいいのか」と、その日に行動する際の指針となるイメージが湧いてきます。そうすることで、その日、朝からどう移動すれば無駄が少ないのか、という組み合わせが見えてきます。


開館日時の準備

しかし、上記の予定だけでは駄目です。実際に「空いている時間」も考慮しなければなりません。ロンドンの観光スポットはだいたい10時以降に動き始め、遅くとも18時、早ければ16時で閉まります。



そこで久我が思ったのは、「交通で移動に時間のかかる場所は、朝の開館時間に行けばいい。そうすれば往路の時間は無駄にならない」と考えました。この候補はロンドン郊外にある、「Greenwich」「Osterly」「Kenwood」を訪問する時に思いつきましたが、「Osterly Park」は遅い時間、13時オープンということもあって、いろいろと調整は必要でした。



また、Spencer Houseは「日曜日のみ」「入場制限あり」、V&Aは「水曜日と最終金曜日は22時までオープン」という条件もありました。「その日しか駄目な場所」と、「普通の時間に行かなくてもいい場所」を知ることで、より観光に費やす時間を無駄にしなくなります。


ハロッズは日曜も営業中

デパートなどの閉店時間も18〜19時ということも当たり前のロンドンですが、Harrodsは前回訪問した時は「日曜日休み」だったとガイドにもあり、実際そうでしたが、今回、通り過ぎてみると、「クリスマスシーズンに向けて」、営業していました。その時に手元にある情報だけに頼らず、ネットなどで実際のサイトを訪れることを強くお勧めします。



Osterly Park訪問に利用しようとしていたPiccadelly線(ヒースローの往復に利用する人も使います)も改修工事などで時期によって封鎖されている、去年はあったQueen's Gate駅も来年まで閉まっているなど、いろいろと想定していないような状況も目白押しです。



さらに、訪問した時の週末、Bond Streetから乗り継ごうと思っていた地下鉄Center線はBond Streetで行き止まりになり、それより西のNotting Hill Gateまで辿り着けませんでした、という状況まで起こっていました。



事前に調べられることは調べておく、その上で、交通手段は代替できるように地下鉄地図を読みなれておくことは、時間を無駄にしない、トラブルに対応する意味でも大変重要になります。



とはいえ、一回行けば、すぐ覚えられますので、心配することもありません。

実際のスケジュール

では、久我の予定スケジュールがどうだったか、記しておきます。尚、この予定を実施するには体力が必要です。ちなみに、これを完成させるのに6時間以上は使っています。分かる人に分かるように言うと、MTGでデッキを組むようなものです。




■日程表
【1日目・(水)】
08:04 新宿着:NEX
09:40 成田空港到着
11:40 全日空NH便にて東京 (成田空港)を出発
15:55 ロンドン (ヒースロー空港)へ到着
   →HEX購入15£
17:30 パディントン到着
   →地下鉄・Cricle/District Groucester Road:Zone1:1.6£
18:00 チェックイン
19:00 V&Aに行く&適当に食事
21:00 寝る


【2日目(木)】
08:00 出発
    地下鉄Groucester Road To Leicester Square:Piccadily
       Leicester Square To Euston To Camden Town To Hampstead
09:00 Hampstead到着・Heathを歩く。
10:00 Kenwood House:無料
   地下鉄Victoria To Pimlico:Victoria
   Vaxhall橋を見ること。
12:30 ミルバンクなど・補給
13:00 テート・ブリテン:無料
   地下鉄Pimlico To Green Park:Jubilee
      Green Park To Hyde Park:Piccadelliy
15:00 Apslery House:行ければレベル。
18:00 ハロッズ(〜19:00)


【3日目(金)】
08:30 地下鉄Vicotoria To Embankment:Circle/District
    地下鉄Embankment To Charring Cross
    国鉄Charring Cross To CHARLTON
10:00 Elisecombe Road70:「THE 1900 HOUSE」
10:30 国鉄CHARLTON To Greenwich
11:00 グリニッジ(午後に海軍大学):遠いところは朝に:Zone2?
    カティサーク号のみ有料:4£
16:00 チャリング・クロス(午後)古本街とか?
17:00〜V&Aで総仕上げ


【4日目(土)】:カントリーハウス巡り
08:00 アルバート像&アルバートホール&ケンジントンパーク
10:00 ケンジントン宮殿
12:00 カーライルの家:無料
13:00 Osterly Park(アダム):無料
16:00 離脱


【最終日(日)】
08:30 チェックアウト
    ホテルに荷物預ける。
   地下鉄Gloucester Road To Sloane Square:Circle/District
09:30 ☆Eaton Place (1)65 (UpstairsDownStairs)
    Belgrave Square見物
    Victoria To GreenPark:ペルメル
10:30 Spencer House
13:00 GreenPark
15:00 荷物引き取る
16:00 ヒースローへ行ける?
16:30 チェックイン
19:00 ロンドンを出発

ががが、ここまで準備したものの、実際は色々と変更もありました。さらに舞台巡礼は二箇所とも失敗する、というアクシデントが……イギリスの番地は覚えられません。


現地の地図・交通情報・情報

・便利情報:英国政府観光庁

・旅先の地図確認:Google Map

・地下鉄の経路・時刻・バスもあり:London Underground

・鉄道:National Rail/鉄道地図

・服装選びの参考に:goo天気/ロンドン

・検索してたら出てきました(すごい便利そう):(・∀・)お役立ちイギリスリンク集(゚∀゚ )



と前置きが長くなったので、次回より旅行記を始めます。