手元にあるものを中心にした、トマス・ハーディのDVD紹介です。意外と映像化しているんですね。
Far From the Madding Croud(『狂乱の群れを離れて』)
最高の使用人映画『ゴスフォード・パーク』で執事を演じたアラン・ベイツが主役でした。ハーディの作品が映像化されると、だいたいヒロインは綺麗(というか好み)な人が多いです。
悲劇といえば悲劇ですが、そんなに悲劇ではありません。そういえばこれもある意味、スカーレット・フィーバー(しょう紅熱を転じて、陸軍兵の着ていた緋色のチュニックに恋する女性)の話だった気が。
Far From the Madding Croud感想(2005/02/11)
Under the Green Wood Tree(『緑の木陰』)
手元にDVDがあるものの、未視聴です。小説は絶版でしたが、岩波文庫が再版しました。しかし、翻訳は古いまま、文字フォントも昔のままで、正直、「読者を馬鹿にしているのか」と、買っていません。翻訳を易しい言葉で書けとは言いません。せめて、読みやすいフォントに変えて下さい。
Woodlanders(『森林地の人々』)
こちらも未視聴ですし、原作も読んだことがありません。
The Scarlet Tunic(『憂鬱な騎兵』)
後で紹介します。この話、素晴らしいです。
Mayor of the Casterbridge(『キャスターブリッジの市長』)
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- 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
- 発売日: 2004/04/25
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が、実はこれ、未視聴です。なぜかというと、原作があまりにも救いが無く、悲しすぎて可哀想だからです。小説を読んでいるから映像を見たい場合と、読んでいればこそ見たくない、という気持ちがあり、この作品はどちらかというと、後者です。
翻案した映画版はマイルドらしいです。
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2003/05/24
- メディア: DVD
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Tess of the D'Urbervilles(『ダーバヴィル家のテス』
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2005/12/22
- メディア: DVD
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Tess of D'Urbervilles [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: A&E Home Video
- 発売日: 2003/03/25
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テス感想(2006/03/05)
Jude the Obscure(『日陰者ジュード』)
- 出版社/メーカー: アスミック・エース
- 発売日: 2005/11/25
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原作は岩波文庫で絶版でしたが、映画のDVDは最近ようやく再版されました。待ちきれなかったので英語版を買ったものの、先に原作を読んだが為に、映画を見れないままです。『カスターブリッジの市長』と同じ理由です。
しかし、映像は非常に見たい、あの小説をどのように映像化したのか、あの有名なシーンを、どう描いたのか、魅力的な女性だったスー・ブライドヘッドが、向学心のあったジュードが変容していく様が、どう描かれるのか……連休中にでも見るつもりです。
The Return of the Native(『帰郷』)
Return of the Native [DVD] [Import]
- 出版社/メーカー: Hallmark
- 発売日: 2002/05/21
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まだまだ他にもありそうですが、今のところ、入手できそうなものは以上になります。ちなみに、英国版(日本と同じRegion2)は、サブタイトル(字幕)がほとんどありませんので注意が必要です。