使用人の階段の第一歩である、「ページ・ボーイ」「ホール・ボーイ」「ランプ・ボーイ」「ブーツ・ボーイ」「ナイフ・ボーイ」「タイガー」「スチュワーズ・ルーム・ボーイ」など、いわゆる「〜ボーイ」の解説を終えました。
スキルを持たずに使用人を始める少年たちは、何かしら上記のような名称を与えられ、名称に由来する仕事(主に磨き物・クリーニング)をひたすらこなしつつ、上司や先輩に鍛えられ、「こんな職場で働けるか」「もっといい待遇で働くぞ」と、フットマンを目指したのです。
今回は、こうした経験を積んでフットマンになり、執事になった「人々」の手記と言うS級資料も入手してあるので、組み立てやすいです。ただ、どうしてもゲームキーパーや馬丁の手記というものがないので、濃度に差が出そうです。
あと、副産物もありました。『エマ ヴィクトリアンガイド』『図解メイド』にてなぜか取り上げられる「タイガー」(多くの英書ではほとんど扱われていないのですが)、『ヴィクトリアン・サーヴァント』が元ネタと思われますが、その元ネタがネタにしている原典を、意識せずに、掘り当てていました。
和書から英書へ、英書の総合書から、原典へ。
オーソドックスな手法ながら、地道に資料収集能力は上がっているようです。
今週中に「フットマン」「ガーデナー」を終えたいところです。
久しぶりに、書き過ぎて、吐き気もしています。テキストは160KBを超えました。80ページ相当ですが、今は50%の完成度なので、完成時は160ぺージ? ……はさすがにありえないので、何かいろいろとあるかと思います。