単行本派だったので、連載中は一度、『エマ』が表紙になった時しか買いませんでしたが、今回は外伝が始まり、基本的に「ゼロ・リセット」なので、抵抗無く買うことにしました。これから読みます……
今回は若い頃のケリーと、夫のダグの話です。内容に触れない感想ですが、「絵がいい意味で突き抜けた」気がします。初めて、この大きさで読むせいかもしれませんが、絵がいい意味で緩やかに崩れていて、猥雑になって、線が人の温度を伝えやすくなる、当時に近い、そんなトーンを感じます。
キャラに柔らかさが加わっていますし、キャラクターを描く視点、街並みの描写も自由で、今までのプレッシャーから解放されて、伸び伸びした雰囲気を感じました。長期間の連載、そして休載期間を経て、一段階上に行ってしまったようです。
来月号が待ち遠しいですね。
尚、『英國戀物語エマ』も第二期を制作することが決まったようです。