ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミティア86・『英国メイドの世界』完売

本日はコミティア86にて、サークルSPQRにご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。アキバBlog様でのご紹介、ティアズマガジン掲載、そしてご友人のクチコミなどで、コミティアとしては過去最大のご来場をいただけました。



前回の1.5倍ぐらいでしょうか?



最初の一時間は夏コミを越える速度でした。そして、『英国メイドの世界』初回印刷分は幸いなことに、コミケから3ヶ月となる本日完売いたしました! ありがとうございます。



「この本を作ることによって、様々な体験をしてみない」と考えていました。その点では、希望通り、普段出会わない多くの読者の方と縁を持てました。パスポート、というのでしょうか?



今日も書けないぐらい、多くの出会いがありました。友人含め、いろんな方に関わっていただきました。今後もこの本をきっかけにして、どこまでいけるのか、どこまで連れて行ってもらえるのか、先に何があるのか、もう少し楽しんでみたいです。



本日お買い求めいただいた方にとって、何か得るものがあれば幸いです。



千人に興味を持ってもらい、百人に手に取ってもらい、十人の心を動かし、ひとりの人生に影響を与えられれば、その本は、幸せな生を得たと思います。(というのを思っていた頃、似たフレーズを『詩羽のいる街』で見つけたのも、何かの縁でしょうね)



なんとか、無事に今日が終わりました。風邪薬が効いて、鼻水もひどいことにならず、一日を過ごせました。風邪が治ったのかわかりませんので、明日からの体調が不安ですが、また冬コミにてお会いできれば幸いです。



『英国メイドの世界』の後となる新刊を、持っていきます。



尚、『英国メイドの世界』は好評につき、増刷を行います。第一回の増刷分は『とらのあな』へ委託しますので、お待ち下さい。十一月中に再開予定です。次回コミケにも持って行きますので、前回コミケにて入手できなかった方は、お立ち寄り下さい。



重たすぎるので通販を望む声が多いというのも、今日、はっきりわかりました。明らかに立ち寄られる方の鞄に入りそうも無い、ということがそこそこありましたので。



また、『英国メイドの世界』の裏で、一冊の同人誌が終わりを迎えました。印刷してから五年目を迎えた『Victorian Life Style Vol.2』、いわゆる外伝2巻も完売・絶版となりました。2003年末に制作した3巻で『エマ ヴィクトリアンガイド』と戦える手ごたえを得た後に作った最初の一作でしたが、可愛らしい表紙に反し、内容は濃すぎ、時代が早すぎた本でした(多分日本で最初に『MANOR HOUSE』を取り上げた同人誌です)







さらに、最初に久我がカラーで表紙を刷った同人誌ですね。ひとつの同人誌が華やかに光を浴び、ひとつの同人誌が役割を終えて去っていく。今日は、そういう日でもありました。



何はともあれ、本日はありがとうございました。