ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

フットマンの手記の話をしていて思い出す

フットマンの手記の話を書いていて、『エンバーミング』2〜3巻の感想を書き忘れていたことに気づきました。



3巻は切り裂きジャックが題材で、先のエントリで書いたヴィクトリア朝の「伝わってくるゴシックホラーなメインイメージ」の作品でありつつも、当時描かれたフランケンシュタインを作品の題材にもしており、面白い切り口になっています。(前作『武装錬金』からの流れでもあります)



そして今回、ジャック・ロンドンやヘンリー・メイヒューが書くような、あまり日本の作家が題材にしない「悲惨なスラム」も描いていて、驚きました。



近日中に書きます。



以下、これまで取り上げてきたヴィクトリア朝系コミックスです。


英国貴族と屋敷と使用人の最高峰となる人間ドラマ

『Under the Rose』感想一覧


クラシックメイド、もうひとつのヴィクトリア朝的世界

『エマ』10巻/最終巻感想〜完結ではなく、完成


ほのぼのほんわか系お嬢様と家庭教師

『螺子とランタン』



ラベリングは主観です。