ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

今年は自分にとって大豊作の予感

今年、絶対に見たい英国関連のドラマが3本あります。


ドラマ『Downton Abbey』

つい先日、Twitterでエリザベス・ギャスケル原作のBBCドラマ『North & South』の話があり、久我は工場の職工長(foreman)役で登場した、ブレンダン・コイル(Brendan Coyle)を思い出し、今、何をしているのか調べました。



『Lark Rise to Candleford』でLauraの父役も演じている彼は、今年制作されるエドワード朝ドラマ『Downton Abbey』に出演するようです。しかもこのドラマ、「家族と使用人」が描かれるとのこと。



http://www.downtonabbey.com/


上記ファンサイトを見てみると、脚本家Julian Fellowesは『Gosford Park』と『The Young Victoria』の脚本も書いていた人みたいで、かなり楽しみですし、マギー・スミスも出るみたいで、要チェックです。


伝説的使用人ドラマ『Upstairs Downstairs』最新作

以前書いたかもしれませんが、1970年代に世界で1億人以上が視聴したと言われる『Upstairs Downstairs』の新作が、今年、放送されるとのことです。制作は『Cranford』のHeidi Thomas。



Press Releases
Upstairs Downstairs to be revived by BBC
http://www.bbc.co.uk/pressoffice/pressreleases/stories/2009/10_october/10/upstairs.shtml


前回、結局主役だったと言うパーラーメイドのRoseがハウスキーパーになって登場すると、前作のファンにもたまらない内容になりそうです。



久我は2005年に英国へ行った際、1970年代の撮影の舞台になったロンドンのテラスハウスの前で写真を撮ってきたつもりでしたが、番地を間違えていたと言う苦い経験が。



とにかく、使用人がやかましくて厚かましくて、いろいろとメイドのイメージを壊してくれたドラマでした。


名探偵ポワロ』でついに『オリエント急行殺人事件

名探偵ポワロ』は久我が屋敷に興味を持つきっかけのひとつで、中学生の頃に出会ってからずっと大好きな作品です。その傑作のひとつが、ついに、ついに、映像化です!



これはmixiのコミュニティで教わったのですが、デビッド・スーシェ版のポワロの最新作が、夏に登場です。クリスティーのポワロシリーズ、すべて一人の役者が演じきったことがないので、デビッド・スーシェには頑張って欲しいです。






Agatha Christie: Poirot" Murder on the Orient Express (2010)



上記URLでキャストを見ると、今日の日記で言及した作品類(『Upstairs Downstairs』『Gosford Park』『Cranford』)に関わるEileen Atkinsが出演するようですね。