ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

『Victorian Pharmacy』(ヴィクトリアン・ファーマシー)の感想を更新

蓄えていたストックの更新です。



『Victorian Farm』と『Edwardian Farm』の感想を更新(2011/04/15)に引き続き、ヴィクトリア朝の薬局を通じて製薬の方法や当時の治療方法、薬剤師の試験制度などを紹介する番組、『ヴィクトリアン・ファーマシー』の感想を更新しました。



『Victorian Pharmacy』(ヴィクトリアン・ファーマシー)



番組の方向性としては正確な薬学の知識を持つ大学教授と、博士課程の学生の助手、そして『Victorian Farm』『Edwardian Farm』と連続して出演するRuth Goodmanの三名が、英国の世界遺産アイアンブリッジの近辺にあるヴィクトリア朝の街並みを残したエリアで、当時の薬局業を営む、というものです。



個人的に面白かったのは、副業としてソースを作ったり(著名なウースターソースをレシピに基づいて調合したのは2人の薬剤師)、花火を作ったり、写真を現像したりと多面的なビジネス展開をしていた点です。



当時の薬をどのように作るのかという点や、薬剤師資格の実技試験なども再現していて、見ごたえが十分です。