ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

『英国メイドの世界』から2周年・振り返り途中

2011年11月11日に『英国メイドの世界』を講談社より刊行してから、2周年を迎えました。絶版にならないようにと準備を進め、刊行後も積極的に読者の方々(顕在化している方々と、ふとしたきっかけで実は読者であると気づいてもらえる方々)に見つけてもらえるようにアクションをしてきました。その甲斐もあってか、幸いにも2年間で第五刷を迎えることができました。



私が生涯で本を出せる機会はそれほど多いとは思えませんし、これが最後の一冊かもしれないとの気持ちで出版には臨んでいたので、それこそ実の子供を世に送り出すように出来る限りの努力を行い、大切に育てたいと思っていましたが、転職をしたことで職場に慣れるまで時間がかかり、気持ちの方でなかなか余裕を持てず、特にこの半年は積極的なアクションを取れなかったのが反省点です。



英国メイドの世界』刊行から1周年を振り返る(2011/11/16)と、昨年の同時期に記した日記を見ると、刊行からの1年間はあっという間に過ぎ去ったというか、しっかりとアクションをしていたことが分かります。



今年は仕事面で劇的な変化があって、昨年は十分にできなかった来年に向けたチーム作り、年間計画の策定と役割が広がり、仕事の楽しさに没入(それが能動的か受動的かはさておき)していきましたが、何もしていなかったかというと、そうでもありません。今年はこれまでの総決算のための「種まき」というか、数年前から学び始めたことをじっくりと深める機会を多く作りました。



年始の2012年はメイドジャンルを繋いで描き、10年後にも残るものを(2012/01/02)に記したことを見ると出来ていないことの方が多いですが、とりあえず、『英国メイドの世界』という本に限った反省が出来ないのが今年の反省になります。



まとめきれなかったので、今日のつぶやきを。