ということで、東地区“H”ブロック−24aで、サークル『SPQR』として参加します。
あまりにもご無沙汰しておりますが、無事に生存しております。このところ著しく社畜化が進み、10月に役割の変化、11月からは2014年の計画諸々で慌ただしく、その上で仕事上で必要な勉強量も増加している状況で、なかなか同人活動に時間をさけていません。
そんな中、冬コミの新刊は準備中です。1年以上前から心に思い描いていた「ゲストの方たちをお迎えして、メイドについて語っていただこう」という本です。対象とする「メイド」はここ数年の私の経験の広がりと、尚且つ、日本におけるメイドブームを1993年の『黒猫館』の再度の盛り上がりを起点とすれば実に20年が経過します。
その間に生まれてきた「メイドコンテンツ」の枢軸を担ったのは、私は同人だと思っています。そこで、同人において独自の進化をした「メイド」を軸にしつつ、メイド喫茶やコスプレ、小説、イラストなどの世界へ広がっていったメイド表現を語っていただくことで、今現在の日本が到達した風景が見えるのではないかと考えました。
今回ご参加いただける19名の方々は、メイドへの熱い想いもあれば、英国メイドがいるヴィクトリア朝の時代背景が好きな方、喫茶を経営される方、コスプレ表現が好きな方など、本当に多様です。私がその表現に接し、好きだったり、縁があったり、興味を持っていたりと、私からの原稿依頼に応じて下さった方たちです。ゲストの方たちの公開は、来週2013/12/15(日)当たりを予定しています。
・タイトル:メイドイメージの語り手たち メイドがいるニッポン
・英題:What We Talk About When We Talk About Maids
メイドが好きな方にも、「メイド表現」に興味がある方にも、是非、ご一読いただきたい一冊です。そして、日本でここまで拡散している「メイド表現」を網羅することなどは到底不可能なので、もしもこの本を読んで、どなたかが思い浮かびましたら、是非、ウェブで教えてください。
制作中の呟き
数日前に友人たちへ途中経過を報告した所、「ひとつのテーマでの同人活動を続けることで、この本で縁を持った方たちと繋がり、世界が広がっていくそれは、これからの人の参考になるのかも」という趣旨の感想を貰う。メイド研究バカ一代記ですね、確かに。
2013-11-30 13:48:49 via web
『英国メイドを研究し続けていたら、外資系企業に転職していた』というタイトルのラノベ書けそう。研究から転職までの間にはいろいろとあったし、仕事も同人も繋がっているというのは、欲張りな自分らしいと言うか。
2013-11-30 13:52:25 via web
「いつか英語を使う仕事をしたい」という気持ちも英書を使った研究の原動力になっていたし、メイド研究が「働くこと」の相対化や思考実験、真剣に向き合う対象とさせてくれたとも言える。
2013-11-30 13:53:36 via web
いかに、メイド研究を通じてエクストリームな人生を送るか、或いはメイド研究の可能性を極大化するかが、人生のテーマと言えばテーマですね。この人、どこに辿り着くの? という。
2013-11-30 13:54:38 via web
集まりつつある原稿を拝読中。2000年前後からメイド研究やメイド創作をされる方たちの原稿を読んでいると、自分を含めてどこか一歩引いたような、相対的な視点を感じるのは、10年以上も対象を好きで居続けるからこそ出てくる、年を重ねていく深みなのかもと思う次第。
2013-11-30 20:20:04 via web
メイドを絶対視し、熱狂するような情熱の発露ではなく、多様な選択肢の中から選んだ覚悟や、研ぎ澄まされた静かな情熱、というのだろうか。自分がお声掛けした方々に多いのかもしれないけれど、時を経て、蒸留して、磨き上げられた感じがする。
2013-11-30 20:23:17 via web
我々も年を取った、ということかもしれない。自分ですら2000年からの開始なので、丸13年、同人誌を発行して12年。生まれた赤子も、中学生になるぐらいですね。だとすると、中二病がもう一度来るかも。
2013-11-30 20:25:19 via web
「日常化する」というのは、そういうことなのかもしれない。「メイドって?」とそもそもの前提を問われることもなく、多様な形で、当たり前になった世界。
2013-11-30 20:37:52 via web
あとがきは、自分が最初思い描いたものと、まったく違う方向になりそうな予感。
2013-11-30 20:40:08 via web
だんだんと形が見えてきて、これから本に仕上がっていくのが楽しみです。何かこう、いろいろな温度感があって、本当にテーマの根幹である「多様性」を楽しんでいただけそうです。
2013-12-02 22:26:23 via web
「好きだ」という感情表現に対して、今回、男性の寄稿者の方がおとなしい感じがするのは、好きになり方の違いなのかなとも思いつつ、全体が見えたら答えが出るかもと。自分も、なにかこう、分析的すぎるかもしれませぬ。
2013-12-02 22:27:46 via web