ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミックマーケット85当選・2日目の12/30(月)参加予定

ということで、東地区“H”ブロック−24aで、サークル『SPQR』として参加します。



あまりにもご無沙汰しておりますが、無事に生存しております。このところ著しく社畜化が進み、10月に役割の変化、11月からは2014年の計画諸々で慌ただしく、その上で仕事上で必要な勉強量も増加している状況で、なかなか同人活動に時間をさけていません。



そんな中、冬コミの新刊は準備中です。1年以上前から心に思い描いていた「ゲストの方たちをお迎えして、メイドについて語っていただこう」という本です。対象とする「メイド」はここ数年の私の経験の広がりと、尚且つ、日本におけるメイドブームを1993年の『黒猫館』の再度の盛り上がりを起点とすれば実に20年が経過します。



その間に生まれてきた「メイドコンテンツ」の枢軸を担ったのは、私は同人だと思っています。そこで、同人において独自の進化をした「メイド」を軸にしつつ、メイド喫茶やコスプレ、小説、イラストなどの世界へ広がっていったメイド表現を語っていただくことで、今現在の日本が到達した風景が見えるのではないかと考えました。



今回ご参加いただける19名の方々は、メイドへの熱い想いもあれば、英国メイドがいるヴィクトリア朝の時代背景が好きな方、喫茶を経営される方、コスプレ表現が好きな方など、本当に多様です。私がその表現に接し、好きだったり、縁があったり、興味を持っていたりと、私からの原稿依頼に応じて下さった方たちです。ゲストの方たちの公開は、来週2013/12/15(日)当たりを予定しています。



・タイトル:メイドイメージの語り手たち メイドがいるニッポン

・英題:What We Talk About When We Talk About Maids



メイドが好きな方にも、「メイド表現」に興味がある方にも、是非、ご一読いただきたい一冊です。そして、日本でここまで拡散している「メイド表現」を網羅することなどは到底不可能なので、もしもこの本を読んで、どなたかが思い浮かびましたら、是非、ウェブで教えてください。


制作中の呟き