ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。同人・出版活動の報告を含みます。

2014年の振り返りと2015年のロードマップ

はじめに

今年も恒例、これまでの活動を振り返ります。



1年前:2014年の振り返り(2014/01/01)

2年前:2013年の振り返り(2014/01/01)

3年前:2012年の振り返り(2013/01/01)



とはいえ、毎年、真剣に振り返りすぎ、書くのも時間がかかる上、ここ数年は自分が描いた目標を達成できないことが多いので、今年は緩めに書きます。




以下、2015年の目標です。



1.体力回復・増強
まず体力をつけて、一日の時間を有効活用できるようにします。仕事の残業時間はベンチャー企業に勤めた頃に比べると遥かに少ないものの、仕事で求められるプレッシャーの増大もあってか、土日にぐったりすることも増えました。

そこで、大学まで続けていた自転車に乗る趣味を再開しようと思います。といっても、普通に自転車に乗るだけでロードバイク的なものではありません。去年の夏に軽井沢で20年ぶりに自転車に乗って気持ちよかったことも影響しています。

2.研究環境の物理的構築
とにかく、自室に本が多くなりすぎました。そこでトランクルームを借りたものの、今度は本が散逸し、不意に必要となる情報を引き出すのに時間がかかる環境に。今時点でも積んでいる本が増えたので、一度、すべての所持する本が本棚に格納できる環境を確保することにしました。

3.2014年の目標の実現
・興味が無い人が読んで理解できる「メイドイメージ」の集大成を作る
・現代の家事労働者との接点

4.世界を広げる
これは個人的なことですが、もう少し、今年は外に世界を広げます。この前、久しぶりに自分と同じ領域に強い興味を持つ人に出会い、会話をする楽しさを再確認したからです。そうした人々がいる場所へ、自分から出て行かなければ、と。ジェーン・オースティンの話を久しぶりにしたり、作品『モーリス』を口に出したりとしましたが、自分の周囲にはほとんどそういう会話を出来る人がいません。思えば、自分が接してきた作品群の感想を話し合える相手は、貴重です。オタク同士の会話が気持ちいい理由は分かりますし、そういうコミュニティを形成したいところです。

興味を持って作品・対象領域にはまり、幅を広げて時間を費やせば費やすほど、方向によっては、誰とも話せなくなることは面白い事象です。だからこそ、ほんのわずかでも共通点・重なり合って話し合える対象を持てていると、そのこと自体が嬉しく思えるのでしょう。

深めれば深めるほどに「誰とも話せなくなる」という描写は、『3月のライオン』での「全力を出して殴り合える」的な棋士同士の関係性に重なるものがあるかもしれません。深めれば深めるほど理解し合いたくないことに気がつきやすくなってしまうところもあるとは思いますが。

1.体力回復・増強:達成

2015年の課題として取り上げたのは今振り返ると2つで、1つ目が体力の低下でした。仕事に没頭して土日の活動がしにくい点もあり、これについては3月末に自転車を購入し、行動圏内にある多摩川サイクリングロードで走ったり、自転車通勤をするようになったりと、行動を変えました。



ただ、自転車に乗るのが意外と楽しすぎて、ついうっかり長距離を走り、ぐったりすることもありましたので、その辺りは毎日適度に使う方向で2016年は習慣化したいと思います。体力を取り戻すアクション全てが成功ではないですが、自分の行動を変えられた点ではプラスということで。


2.研究環境の物理的構築:達成

これまで本が増えすぎて、トランクルームに本を預けたり、押入れに本をしまっていたりしたので、本を探すのも一苦労でした。そこで、研究をするためだけの部屋を借りて、使う本は全て本棚に格納する環境を確保しました。この結果、本を探すことで生じる無駄な時間も減り、研究に専念する環境を確保しました。ついでに、自転車も外に置くのではなく、家の中におけるので、良いことばかりでした。



結果、同人誌は、コミケ88新刊『メイドイメージの大国ニッポン世界名作劇場・少女漫画から宮崎駿作品まで』を夏に刊行して、毎年同人誌を1冊以上作る活動は継続できましたし、少女漫画、世界名作劇場について自分が感じていたことを、データと作品をベースに論じることができました。



とはいえ、その他の領域についても調査を行っていたものの、遠大すぎるゴール設定に自分でとっかかりをつかめず(本来はGTD的にゴールを細切れにして目標を明確にし、かつ達成感を得るべき)、という状況に陥り、その他の領域はあまり進んでいません。


3.2014年の目標の実現:未達

「興味が無い人が読んで理解できるメイドイメージの集大成を作る」「現代の家事労働者との接点」については、未達です。前者はその道筋として夏に同人誌を作ったものの、まだ網羅的ではありません。後者はTwitterで時々つぶやいていますが、これも大きく進んでいません。



いずれにせよ、前者にここ数年取り組んでいて、それが出し切れていないのが原因だとわかっているので、そこにフォーカスします。


4.世界を広げる

広がっていません。引きこもっています。


仕事の影響

ここ数年、仕事は社会人人生の集大成というのか、いわゆる壮年期に経験すべきことを経験できる環境になっていると思えるほどリソースを使っています。運命的というのか、10年前に上司が病に倒れて入院、退社、その後の責任を背負って潰れかけるという体験が、似たような形で生じています。ただ10年前と違って2回目であることと、その時と違って自分の責任範囲も分散され、かつ率直に自分の状況を伝えて周囲の力を借りることができているので、前回とは違っています。



ただ、仕事のステージも10年前とは変わり、計画を言葉にして、様々な事業の方向をまとめる絵を描き、データを分析して認識を共有し、リソースを確保して結果を出すことにフォーカスする立場となっているので、日々、仕事に使うリソースが増えています。以前は職場を離れるとあまり仕事のことを考えずに済みましたが、資料を収集してそれを本にまとめて人に伝えたくなるのと同様に、職場での様々な情報をまとめ上げて形にすることが楽しく、そこに「創造力」がつぎ込まれています。



つまり、仕事のインプットが、研究のインプットを上回り、結果として研究が進んでいない状況です。とはいえ、2015年下期から人員も整いつつあり、2016年は入社して以来、最も人が多くなる環境になる見込みです。その分、責任も重くなりますし、結果を出せなければ身の振り方を考える状況ですが、子育てするような心で研究の優先度をあげ、育てたいと思います。


メイド研究 メイドブーム考察を完結させる

ここ数年、メイドブーム研究をしていますが、当初、自分で思い描いた分類軸はほとんど変化しておらず、今のトレンドによって新しい研究領域が増えることはほとんどなさそうに思えます。その点で、ある出来事を俯瞰してまとめるには、今が最も良い時期に思えます。



だいぶ資料自体は集まってきて、友人と話す中で2015年に進んでいることも多いと思う機会もありましたので、2016年は研究の集大成の年にする所存です。あと、仕事以外のアウトプットを増やしたいので、ブログの更新頻度も上げていこうかと。