ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

冬コミ新刊『名探偵ポワロ』が出会った「働く人たち」ガイド 下巻

27冊目の本です。冬コミコミケ95)の新刊はNHKで放送された、デビッド・スーシェ主演のドラマ『名探偵ポワロ』の同人誌の続編になります。内容はドラマ全70話から、各話に登場する働く人たちとして、「家事使用人」(メイド、執事、庭師など)をリスト化して、個々の立ち位置や着用する制服を、イラストを交えて紹介する本です。



このページの下部にサンプル画像を貼り付けておきます。



今回は「上巻」の続きとして35話分までを扱い、本来は第35話「負け犬」から第70話「カーテン」までを扱います(第65話「オリエント急行の殺人」は上巻で扱いました)。また、全70話のドラマを俯瞰して、本当にクリスティー作品は屋敷を舞台にしているのか、どの作品に執事やメイドがいたのか、家事使用人は事件の犯人・被害者になったのか、そしてクリスティー文庫の家事使用人職種の翻訳についてなどの考察も行いました。



イラストは、上巻に続き、ウメグラさん(梅野さん)をお迎えしました。



なお、当日は池袋のメイド喫茶ワンダーパーラー・カフェ」の協力を仰ぎ、1930年代のドラマ登場の「メイド服」を新たに作り上げ、それを着用したメイドさんが売り子になる予定です(10-13時を予定)




タイトル:『『名探偵ポワロ』が出会った「働く人たち」ガイド〜執事・メイドから、ホテルスタッフ、ウェイトレスまで〜下巻』

著作:久我真樹、装画/デザイン:梅野隆児(umegrafix)様

仕様:A5サイズ、180ページ

内容:解説+イラスト

サークル:SPQRコミックマーケット3日目東1ホールK60bで頒布開始

価格:1500円

Webコミケカタログ:https://webcatalog.circle.ms/Circle/11919725

委託先(委託先の手数料の関係で、即売会の頒布価格と異なります)
メロンブックス

COMIC ZIN

booth



ポワロの時代は1930年代のため、メイド服は日本で見慣れている「クラシックなメイド服」ではありません。そのイメージを物語る動画があるので、ご紹介しておきます。




Ideal Home Exhibition (1920-1929)






同人誌の概要を示すために、以下、同人誌本文から画像を抜粋します。
[f:id:spqr:20181223212258j:plainf:id:spqr:20181222124727j:plainf:id:spqr:20181222124803j:plainf:id:spqr:20181222124845j:plain]