ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

世界美術館紀行「ロンドン・英国貴族の美に酔いしれる」

既に日付は今日、22:00〜22:30でNHK教育で放送です。再放送らしいですが、本放送を見ていなかったので、見てみます…… (追記:2005/10/02)ようやく見ました。 ハートフォード侯爵のロンドンでのタウンハウスが、現在はウォレス・コレクション(美術館)とし…

『霧のロンドン』

以前、村上リコさんのブログで紹介されていた『自転車に乗る漱石―百年前のロンドン』を読んだ時、頻繁に文中に登場した画家がいました。彼の絵は数多く引用され、「当時の日本人がこんな絵を残していたんだ」と興味を持ちました。 ロンドンの風景を描いたの…

資料は何の為に集めるのか?

無から有は生み出せない、何かしら風景や知識の中から生み出される想像が、創作をしやすくします。「知らないものは書けない」、というのが久我のスタンスであり、だからこそ資料を追求しているわけですが、必ずしもそれが創作に直結しているわけではない、…

冬コミ向けでGENSHIさんと

夏コミでイラストをお願いしていましたGENSHIさんと、冬の新刊に向けて打ち合わせをしてきました。最初は紀伊国屋やジュンク堂などで資料を探しつつ、それから喫茶店にて、お話をしてきました。今後は既存のキャラクターも一部でGENSHIさんに再デザインして…

翻訳開始〜使用人関連の資料

『THE DUTIES OF SERVANTS(使用人の義務)』の、男性使用人部分の翻訳を開始しました。この本は、たまたまタイトル買いをした後に気づいたのですが、『英国ヴィクトリア朝のキッチン』の主要参考文献でした。また、『不機嫌なメアリー・ポピンズ』の筆者の…

NHK『ターシャ・テューダー四季の庭』

上の話が、微妙に繋がっています。 そういう自然体で生きている人、生き方が美しい人が今日の朝、突然、目の前に飛び込んできました。ターシャ・テューダー。二十世紀初頭に生まれたアメリカの絵本作家で、今も現役で、庭園と共に生きている人です。BSで放送…

高校時代の友人と

時間が足りません、なんて何度も書いています。したいことが多すぎて。無駄遣いも多いものの、勉強して作りたいものが見えていて、様々な時間をそこに費やしたいのです。そういう思いは同じような環境に無い人にはなかなか分かってもらえないものですが、こ…

去年の今頃は旅に出ていました

あれから1年が経過しようとしています。「イギリス行きたいなぁ」と切望していた折、ちょうど森薫先生がイギリスに行き、その旅行記を読んだ友人が「イギリスいいですね」(元々大英博物館には行きたかったとのこと)と誘いに乗ってくれて、夢が叶いました…

『理想の女(ひと)』

公式サイト オスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇』を翻案したものっぽいです。どうして舞台がイギリスじゃないんだぁ!と叫びたくなるものの、ヒロインはあの『真珠の耳飾りの少女』で主役を演じた子(スカーレット・ヨハンソン)みたいです。あの…

新資料開拓中

冬コミまでの秘密資料として、新しい本を開拓しています。かなり当たり本なので、まだまだ神通力は残っているようです。心が洗われます。きっと今までに英書を書いていた先生方は、あえて、上記の資料に目を瞑っていたのでしょう……

電脳メイドしづ子さんのサイトにて

『Love & Dirt: The Marriage of Arthur Munby and Hannah Cullwick』の感想を取り上げていただきました。この本に出てくるアーサー・マンビー、遺族が可哀相なぐらいフェチなのです。記録残さないであげてください。公開期日に制限を設けていたとはいえ、オ…

ビデオ版『MANOR HOUSE』売り切れみたいですね

久我がヴィクトリア朝メイド界に影響を与えたとするならば、確実にそのひとつはこの映像資料を紹介したことです。あれから1年以上が経過しますが(2004/04/15日記)、このドキュメンタリーを見れば、人生、変わります。「屋敷・メイドさん」という世界が、…

『Love & Dirt: The Marriage of Arthur Munby and Hannah Cullwick』

読み終わりました。出会いから、ふたりの死まで、非常に長い時間を扱った本でした。ハナ・カルウィックとアーサー・マンビーの間で交わされた手紙や、彼らが残した日記を随所に織り交ぜながら、時間を丁寧に追いかける構成でした。ただ、当時の生の感情がそ…

『Love & Dirt: The Marriage of Arthur Munby and Hannah Cullwick』

ひとまず、読んでいるのは、この本です。 ヴィクトリア朝のメイド・ハナと結婚した中流階級(上流に近い中流:アッパー・ミドルクラス)のアーサー・マンビー。彼とハナの結婚は、アーサーの死後に発覚しました。階級を超えた恋愛として、様々な英書で登場す…

尻にファイヤー

年内のスケジュールを見ると、どうしようもなく忙しい10月、とても同人活動に集中できません。なのでやはり9月から、それも毎日同人活動(主に英書消化)をしないと、いいものが作れないと判明しました。だいたい1日1〜3時間程度、受験生とまでいかない…

同人誌は進まない

ヴィクトリア朝関連、というより創作方面での心の栄養吸収シーズンに入ってしまったのか、今はまったく英書にも資料にもふれていません。アウトラインを折角書いたのに、何をしているのだという話ですが、仕事の方が精神的に忙しく(時間的には今迄ほど忙し…

実はゼロ

というところです。資料も読めていないのです。

『ハチミツとクローバー』効果

そうです、甘酸っぱい片思いとか、青春とかが大好きなのです。社会人になっても結局、大人なんて、そんなにいないんです。会社を見ても、収入も地位も外見も大人でも、子供の心と離れられない人ばかり。自分もそうですが、そういうのは創作の力になりますね。…

とらのあなへ委託追加

なんだかネットの発展や同人業界の発展を間近で見る思いです。市場が広がっているんですね。委託の新刊5巻を追加してもらえることになりました。これで「とらのあな」への委託数は、そこそこの数になりました。 新刊は既刊紹介を巻末に追加しているので、興…

コミティア74申し込み完了

郵送してきました。そういうものなのでしょう。

WEB拍手

>学校の課題でヴィクトリア時代のメイドに就いて調べているのですが、 >迚も参考になりました。 書きこみ、ありがとうございました。恥ずかしながら「迚も(とても)」が読めず、辞書を引きました。こう書くんですね。 紹介している資料や参考文献のいずれか…

コミティア74の申込締切は来週……

錯覚続きですが、申込締切は09/07ではなく、09/14でした。今日、サークル参加した人へ広報ティアズが届き、そこでようやく気づきました。えぇ、明日申し込みに行きますとも。囲まれていたようです。 大丈夫でしょうか、自分。

コミティア74は不参加で

今日、郵便局へ入金に行ったところ、あらかじめ記入していた振替用紙の口座番号を間違えていました。二度目です。前回はその後に調べて再申し込みしましたが、結果はあまりよろしくないものでした。 普段は絶対に間違えないことを間違える時は何かしら理由が…

アニメ『ハチミツとクローバー』

去年ぐらいに書店やいろいろなところで大きく取り上げられ、コミティアでも原画展があったり、今年にアニメ化していましたが、特に興味も無く、通り過ぎていました。 たまたま会社から帰ってきた午前様の今週のある日、すぐ風呂に入った後、ぼけっとテレビを…

ネットはシバラク減らす

同人作業を真面目にするので、減らします。

投了図までの道筋

5巻制作から1ヶ月が過ぎ、旅行(英国は準備足りない・無理っぽいので近場)準備の為に、真面目に設計図を書くことにしました。前からアウトラインそのものは定期的に書いていたんですが、本当に終わりまで書いたのは初めてで、「あと2冊で終わる」という…