ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

といいながら、フットマンには語りつくせない味がある

フットマンの仕事の解説がひとまず終わりましたが、彼らが担当した仕事の量が、半端ではありません。 過去にメイドを「ランドリーメイド」「パーラーメイド」「ハウスメイド」「ナースメイド」「スカラリーメイド」「レディーズメイド」「キッチンメイド」「…

「〜ボーイ」終了

使用人の階段の第一歩である、「ページ・ボーイ」「ホール・ボーイ」「ランプ・ボーイ」「ブーツ・ボーイ」「ナイフ・ボーイ」「タイガー」「スチュワーズ・ルーム・ボーイ」など、いわゆる「〜ボーイ」の解説を終えました。 スキルを持たずに使用人を始める…

タイトルは『忠実な使用人』

タイトルは、ヴィクトリア朝・メイドと結婚したアーサー・マンビーが集めた、使用人の墓碑銘を出版した本に由来します。元々、タイトルから内容が分かりにくかった当同人誌、もう開き直って、こんな感じです。 テキスト量が増大し、削除するにしても、膨らみ…

ありがとうございます

ご感想ありがとうございます! このシーズン、特にこれからが同人誌制作の佳境に入りますが、基本、頭の整理をするために更新は続けていますので、またお立ち寄りください。

新刊は9冊目

気づいたら、新刊は7巻になります。外伝2冊を含めると、実に9冊目です。 ついでですが、『とらのあな』に委託していた同人誌を追加しました。こまめに冊数が消えていって、1年間でだいたい「1回のコミケ分」ぐらい、数が出ていました。 店頭・通信販売…

ありがとうございます!

>5月のコミティアで御本も買わせていただきました。 ご感想、ありがとうございます。 同人誌だからこそ妥協せず、どこまでもいいものをと思っており、その点を評価していただき、ありがとうございます。 今がコミケ準備で最も苦しい時期なので、ご感想、と…

風邪を引いていた

久しぶりに早起きして仕事をしていましたが、あまりにも忙しすぎて、気づいたら昼食しか食べていませんでした。段々と身体が痛くなり、「なんだろう?」と思いつつ、帰宅したら、全身にけだるさと、喉に痛みが…… 風邪でした。 ここまで具合が悪いのは久しぶ…

ありがとうございます

励ましの言葉、ありがとうございます! 今回は過去最高、自分にとっての到達点として作っています。 会場でお会いできれば、幸いです。

予定が遅れています

今日になって、ようやく「使用人の恋愛」が終わりました。「恋愛」と「結婚」をどう語っていくか、その設計が非常に難しく、今もすっきりしていませんが、まずは書くだけ書いて、ある程度、削ぎ落とすことにしました。 正直なところ、多くの資料が『ヴィクト…

主人との絆〜子爵夫人とその侍女

今現在、手元にある資料は、35年間、ある貴族の夫人に仕えたメイドの手記です。このレディ(女主人)は物語に出てくるような善良な人ではなく、使用人に対しては厳しく、また意地悪でもある人でした。 レディは常に、メイドである彼女を無能呼ばわりし、彼女…

主人との絆は完了

主人と使用人の関係を、ようやく書き終えました。今、手元にある新しい資料の読み込みも入るので完成はしていませんし、過去に同人誌で紹介したエピソードの再掲をどうするか(その時はそこでの紹介が最適と思っていたものの、今回出したい)など、悩みはい…

他の何物でもない資料本へ

今回は、今まで制作した同人誌の中で、最もレベルが高いものを作れる確信を持てました。 隠し球となる資料が、無事に届いたからです。メイド界の最終兵器、とは言いすぎですが、1970年代にメイドが記した手記が2冊。彼女と、その同僚たちのエピソード集です…