二つの意味でメイド研究は同時代的

コラム

使用人の研究をしていると、その労働環境も目に入ります。前回書いたことと重なりますが、ざっくりとした感覚的に、貴族や裕福な屋敷に仕えた使用人は全体の多分3〜5%以下（上級使用人のいた屋敷・体験した「経験者」ならばもう少し多いかもしれません）、少…

2009-09-27

使用人の歴史へ・補い合う資料たちと知の連鎖

出版進捗コラム

残りの大きな原稿は使用人の歴史だけで、18世紀を起点にしたものへの再構築を行う為、資料を精読中です。ヴィクトリア朝は最盛期であっても、「資料が残っている最盛期」でもあり、それ以前が栄えていなかったという話でもありません。使用人の参考資料のほ…

2009-09-25

『THE ハプスブルグ』を見に　国立新美術館へ

雑感

今日は休みだったので遠出をしようかと計画していましたが、ふと『THE ハプスブルグ』が今日始まったのを思い出し、行ってきました。この機会を逃すと、もう行かなさそうなので。 http://www.habsburgs.jp/ 国立新美術館は初めての来訪でした。あの建物が立…

2009-09-22

『自分をいかして生きる』感想

参考資料

半年しか一緒にいなかったものの、会社を辞めた同年齢の人から教わって、自分の社会人人生や創作活動において大切にしている一冊があります。自分の仕事をつくる (ちくま文庫)作者: 西村佳哲出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入…

2009-09-22

『うみねこのなく頃に散』（Ep5）感想

同人

コミケの後、同人ショップでも数日で完売していたので入手できず、最近になって再販したところを購入しました。Ep1〜4をやってきて、正直なところ、『ひぐらし』とは違いすぎる、驚きはない、と思っていました。しかし、Ep5をやったところ、すべての評価がひ…

2009-09-21

出版社名公開は12月・現在はテキスト原稿終盤

出版進捗

原稿の話今のところ、『英国メイドの世界』で扱った使用人の職種に、７巻で扱った男性使用人（ボーイ・フットマン・ゲームキーパー・コーチマン/グルーム・ガーデナー）を追加する予定です。方向性は「屋敷で働く使用人の仕事大全」のようなもので、『英国…

2009-09-13

サラ・ウォーターズ『半身』（Affinity）DVD化&今年発表の新作主役はメイドの子供

映画・ドラマヴィクトリア朝

「そろそろかなぁ」と思って検索してみたら、去年映像化されていたようです。早速買ってみたので、連休中にでも感想を書きます。これで、サラ・ウォーターズの「ヴィクトリア朝（百合＆お嬢様＆メイド）三部作」は全部映像化されましたね。個人的には作品と…

2009-09-12

フットマンの手記の話をしていて思い出す

ヴィクトリア朝コミックス

フットマンの手記の話を書いていて、『エンバーミング』２〜３巻の感想を書き忘れていたことに気づきました。３巻は切り裂きジャックが題材で、先のエントリで書いたヴィクトリア朝の「伝わってくるゴシックホラーなメインイメージ」の作品でありつつも、当…

2009-09-12

『従僕ウィリアム・テイラーの日記―一八三七年』読了

参考資料ヴィクトリア朝

同人活動の話ばかり書いていましたが、そろそろメインに戻ります。この時代の魅力を伝える、役に立つ情報を書くのが、主題のひとつでもありますので。以前日記でご紹介した『従僕ウィリアム・テイラーの日記―一八三七年』(2009/08/03)を今週読み終わりまし…

2009-09-11

同人活動の継続性を高める手段としての「利益」

同人ノウハウ

「同人誌が儲かるか」については様々な議論がされ、まとめられてもいますし、毎年繰り返す話題です。以下、儲けに関する議論や考察が整理されているサイトです。 9/5 同人誌は儲かるとか儲からないとかコミケは色んな人が色んな思惑持って集まってくる色ん…

2009-09-07

同人ショップCOMIC ZINで通販サイト・プレオープン

同人

http://shop.comiczin.jp/ とのことです。うちのサークルもありましたが、同人誌の方の解説の文字が切れているので後で依頼を投げねば。 http://shop.comiczin.jp/products/list.php?category_id=1256 あと、いきなりTOP新着に、18禁同人誌の表紙が年齢認証…