ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『英国王のスピーチ』感想というより雑感

第二次大戦の際に国王だったジョージ6世を描いた作品です。主演は19世紀英国ドラマと相性がいいコリン・ファースということで、見に行こうと思っていたところ、アカデミー賞主要4部門受賞とのことで話題となりました。 感想を書き忘れていたのでざっくりとし…

気が付けば発売から4か月経過&図書館に入り始める

振り返るのが遅れましたが、2010/11/11の発売から4か月が経過していました。今月当初に書いたように(発売から16週間経過と近況の振り返り)、最近は出版関連でほとんど何もしていません。 変化が見えにくいと、結果が見えにくいとアクションをしにくくなる…

歴史を学ぶ立場として出来ること

現代の暮らしや価値観を相対化する、それがこのブログにおいては、自分のできることのひとつに思います。私の観測範囲でも今回の震災とそれにまつわる出来事を、「過去」の視点で相対化するエントリを書かれている方々がいました。 墨東公安委員会さんは、日…

自分の行動の影響範囲

震災の影響(東京都下在住)は日常生活に及んでいます。いろいろと情報をチェックする中で、「被災者支援のために、こうしない方がいい」ことは伝わってきます。首都圏は落ち着き、人的・流通リソースや物資は現地へ、それ以外の経済活動は今まで通りに、と…

コスチュームカフェは本日開催・コミティアは開催予定

このところ、いろいろな同人イベントの中止が相次いでいます。理由としては「会場施設の安全性(施設管理者の事情)」が大きく、「参加者の交通事情」「物流」「交通手段」などが挙げられていますが、本日Twitterを見ていたところ、制服系同人誌即売会「コス…

コミティア96申込済+新刊は夏の予告冊子を予定

いろいろと思うことがありつつ、自分が出来ることを始める中、このブログでは今まで通りの情報を書いていきます。 告知を忘れていましたが、コミティア96のサークル参加申し込みは完了しています。新刊は夏コミで予定している『英国メイドの世界』の続きとい…

近況報告(2011/03/12 11:00)

被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。 私は東京在住でしたが、徒歩で無事に帰宅できました。ラジオやテレビがないと情報が入らない中、ネットだけは断続的に接続できました。携帯電話での通話はできない状況でした。宮城県在住の友人が支援活動に…

英国の「メイド」は待遇を改善する転職をするし、キャリアアップも行う

昔から日本人は働きものだったのか?との『348人の女工さんに仕事の話を聞いてみました』の紹介記事には、「嫌ならすぐに辞める人々」という項目があります。19世紀半ば以降のメイドも「代々、同じ家に仕える」というよりも、「良い待遇を約束してくれる職場…

『348人の女工さんに仕事の話を聞いてみました』が描き出す「個人の言葉」と英国メイドとの共通性

ふらっとTwitterを見ていたら、嘘を嘘と見抜く方法というエントリがあり、興味があって読んでみたところ、そのブログ主の方が出版する本に興味を持ち、予約しました。本の売り方自体も非常に面白く実験的で、今後も注目します。(売り方の説明は難しいので、…

制服軸での1990年代のメイドブーム可視化を試行中

1月は仮説『日本のメイドブームの可視化(第1〜5期)』と題して1990年代〜2000年代のメイドブームを5期に分類し、第1期メイドブーム「日本のメイドさん」確立へ(1990年代)を書きました。 現在はその続きの第2期として、1990年代の日本で生じた制服・コスチ…

発売から16週間経過と近況の振り返り

気がつけば、2010/11/11の発売から16週間(約4か月)を経過していました。本当は具体的な振り返りをしようと思っていたのですが、今のところ出来ていないので、もう少ししてからします。 在庫は安定期と思えるが補充されないケースも この前、担当編集の方に…