ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

出版

「日本の執事ブーム」を解説する新刊『日本の執事イメージ史』を星海社から出版予定・告知

『日本の執事イメージ史 物語の主役になった執事と執事喫茶』 2018年8月24日刊行予定 タイトル通り、日本の創作(漫画、アニメなど)における「執事のイメージ」が、いつぐらいから変わり、現在の形にいたったのかを解説する『日本の執事イメージ史 物語の主…

「新書」企画のはずが上下巻の分厚い本に 『日本のメイドカルチャー史』刊行までの経緯

発売から1ヶ月が経過し、つい先日2017/12/03の朝日新聞の読書欄でも取り上げていただけました。 タイトルにあるように、本書が新書ではなく、上下巻で出せたのは運と縁のなせることなので、ブログにて経緯などを書いてみます。 元々、本書は太田様との話の中…

『日本のメイドカルチャー史』上下巻・発売開始

6年間の準備期間を経て、10/26に『日本のメイドカルチャー史』の上巻が、11/02に下巻が発売しました。同時発売でないのは、校正に時間がかかり、予定を超えてしまったためです。 本書の内容は、日本のメイドカルチャー史(著者による紹介)にてすべての目次…

『日本のメイドカルチャー史(仮)』絶賛校正中 & 予約開始?

『日本のメイドカルチャー史(仮)』進捗報告と、ついでにコスプレのメイドブーム考察(2017/07/22)で近況を記載した通り、1-4章の校正を進めています。今のところ順調に進み、この金曜日・土曜日で終了する予定です。 来週に打ち合わせをしつつ、残りの5-7章…

『日本のメイドカルチャー史(仮)』進捗報告と、ついでにコスプレのメイドブーム考察

星海社から年内に『日本のメイドカルチャー史(仮)』 上下巻を出版予定と告知をしたものの、校正を受ける前の段階で3ヶ月ぐらいを費やしています。というのも、校正で使うための引用元資料の準備と、掲載したい図版を、出版社に整理して送らなければならな…

星海社から年内に『日本のメイドカルチャー史(仮)』上下巻を出版予定

Twitterでは報告していたので、こちらにも。 星海社から、2017年内予定で、「日本のメイドブームを網羅的に解説する書籍」を刊行することとなりました。今時点の原稿量は約51万文字、『英国メイドの世界』2冊分で、分冊になります。2011年に企画の話をいただ…

AMAZON在庫手配補充中と返本の時期

直近でAMAZONの在庫が尽き、中古しか販売していない『英国メイドの世界』ですが、講談社の担当の方による在庫搬入手配は完了しており、後はAMAZON側での反映を待つのみの状況です。 http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4062162520/ref=dp_olp_used?ie…

書店・店員様向けの案内を告知するカテゴリを、サイトに新設

前回のコラム書店で本を売る現状認識と著者が提案可能なアクション(2011/02/07)で、「著者が、情報を出す窓口を作る」と書いたので、実際に作ってみました。 まだ、今のトレンドに沿ったフェア的な情報は更新できていませんが、過去に行った書店フェアの情…

書店で本を売る現状認識と著者が提案可能なアクション

本コラムは出版した本に1日でも長く生きてもらうため、著者に出来ることの第3回目です。本を出した著者が何を出来るのかを考えていくテキストです。 第1回目:出版した本に1日でも長く生きてもらうため、著者に出来ること(2011/01/16) 第2回目:本を書店で…

本を書店で初めて売る体験から気づいたこと

本コラムは出版した本に1日でも長く生きてもらうため、著者に出来ることの第2回目です。本を出した著者が何を出来るのかを考えていくテキストです。 初見の方は、上記リンクを先にお読みください。 目次 1.はじめに 2.筆者が自分の本をなかなか見つけられな…

出版した本に1日でも長く生きてもらうため、著者に出来ること

私は、2010年から電子書籍関連を調べてテキストを書いてきました。個人での表現活動を同人で10年以上続けた立場から、電子書籍によって得られる表現機会の広がりに関心を持っていたからです。しかし、昨年11月に講談社から『英国メイドの世界』を刊行したこ…

森薫先生の『乙嫁語り』の1〜3号掲載の総集編と対談記事

森&入江のFellows! 総集篇、貴重描き下ろし収録で発売 とのことで。この売り方は最初、微妙だと思いました。お互いの読者がお互いの作品に触れること自体はよいと思いますが、まだ掲載作品が載っている『Fellows!』は売っていますし、その先にコミックス化…