ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

同人誌『英国メイドにまつわる7つの話と展望』雑感

DLSiteにて、夏コミで制作した同人誌『英国メイドにまつわる7つの話と展望』をPDFに加工してのダウンロード販売を始めて、1週間が経過しました。今のところ、19ダウンロード(評価7)、コメントを2つもいただくなど、意外と好評でよかったです。 http://home…

本文イラストは撫子凛さんと宮鼓さん

ご紹介が遅れましたが、既に書籍情報と共にお名前が出ているので、講談社BOX版『英国メイドの世界』でイラストをお描きくださっている方々をご紹介します。お二方には、各使用人の職業紹介の冒頭を飾るイラストを描いていただきました。 凛音Rinne/撫子凛さ…

AMAZON登録始まるも、予約はまだです

英国メイドの世界作者: 久我真樹,撫子凛,宮鼓出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/11/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 500回この商品を含むブログ (54件) を見る 着実に進んでいますということで。発売予定日も以前メルマガで公開し…

コミックマーケット79・落選

2002年12月の初当選以来、一度も落ちていなかったのですが、今回は落選でした。残念です。コミケでしかお会いできない方もいたので、出版完了のご報告をしたかったのですが、あまりに慌しい時間を過ごしていたので、「1回休み」かもしれません。(1回で済め…

講談社BOX版『英国メイドの世界』校了

編集の方から『英国メイドの世界』の校了の連絡がありました。2008年10月末の出版決定以降、実に2年間を費やしたことになりますので、感無量です。 出版予定日の11/11で進行しております。 実際のところ、原稿の量が多すぎたため、確認作業や個別の修正など…

『英国メイドにまつわる7つの話の展望』の電子書籍版・販売開始

夏コミで頒布した『英国メイドにまつわる7つの話の展望』を、DLSiteでの販売が承認され、始まりました。 http://home.dlsite.com/work/=/product_id/RJ068698.html 販売価格は同人版と同じ予定でしたが、消費税が加わり、105円となります。 同人版との変更点…

11月の出版後にシャッツキステとコラボイベント

秋葉原のメイド喫茶であるシャッツキステと共に、11月の『英国メイドの世界』出版を記念して、コラボイベントを行います。メイドスキーによる、メイドスキーのためのイベントです。 ・シャッツキステ http://schatz-kiste.net/ こちらの告知がようやく出来ま…

自分でやらないと気が済まないものは何だろう

なんとなくなのですが、Twitterを始めてから、情報発信の方向が広がりました。元々、「自分が興味あること、伝えたいと思うこと」を発信する場としてホームページやブログを更新してきましたが、そのときの方向性はこれまでのテーマに準じていました。このブ…

『THE 1900 HOUSE』の情報を再整理中

1900年の英国中流階級の暮らしを体験するドキュメンタリー『THE 1900 HOUSE』の感想を、2005年ぐらいにまとめて書きました。それを、新しいホームページへ移行中です。 さすがに5年前に書いたものなので、移行時に今の視点を織り交ぜた感想に修正しています…

『英国メイドにまつわる7つの話の展望』の電子書籍版準備中

夏コミで頒布した『英国メイドにまつわる7つの話の展望』を、DLSiteにて頒布する準備をしています。といっても、単に既存の原稿をPDFにしただけのものですが、審査が通れば、再度告知します。 誤植の訂正を行いつつ、PDF版ということで、印刷時のページ数制…

コミティア94・無事当選

拡大開催ということで、よほどのことが無い限り当選するコミティア94、無事に受かっていました。今回も壁配置ということで、通常の流れから切り離されますが、お待ちしております。 開催日時:2010/11/14(日) 開催場所:東京ビッグサイト スペース:西ホー…

これまでの活動履歴

※この日記は「『英国メイドの世界』で描けること・描きたいこと」の一項目です。 活動の背景と経歴 私(久我真樹)はヴィクトリア朝を中心にした第二次世界大戦直前までの間に、英国社会で幅広く雇用されたメイド、一部の中流階級と上流階級で雇用された執事…

メイドの可能性を広げて「接点」を響かせる

※この日記は「『英国メイドの世界』で描けること・描きたいこと」の一項目です。 メイドが扱いえるテーマの広さ 「メイドの可能性を広げる」とは、これらテーマを通じて照らしえる領域の広さを示すことです。私は今回の書籍を通じて「ゼロからメイドに興味を…

『英国メイドの世界』で描けること・描きたいこと

本日記は、講談社BOXより刊行した資料本『英国メイドの世界』についての情報をご紹介するものです。 英国メイドの世界作者: 久我真樹,撫子凛,宮鼓出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/11/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 500回この…

資料サイトの名前を本サイトと同じにする・随時増加中

WordPressで作っていた資料情報サイトSPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究]を、ホームページと同じ名前に戻しました。ついでにホームページの方もシンプルにしようと試行錯誤中です。 ページ数も増えてきて、紹介している資料は参考資料(34)+小説/コミック…

『エアーズ家の没落』は地主衰退を詳細に描いた作品

エアーズ家の没落上 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーターズ,中村有希出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/09/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 91回この商品を含むブログ (43件) を見る エアーズ家の没落下 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーター…

宮崎駿監督アニメの服装とメイド服イメージについて

昨日、『ルパン三世 カリオストロの城』を見ました。クラリスの衣装を見ていて「いいなぁ」と思いつつ(潜入中の不二子の服装もですね)、あらためて「宮崎駿監督的スカート・袖・ドレス」の描写が、ヨーロッパ的でかつクラシカルな雰囲気の衣装の原点のひと…

『英国メイドの世界』、発売予定日は2010/11/11(木)

ようやく、発売予定日が2010/11/11(木)と決まりました。 講談社BOXメルマガ 119号(講談社BOXサイトの方は11月中旬表記) とはいえ、まだ校了していませんので、作業が残っています。編集の方にうかがった範囲の最新情報では640〜648ページらしいです。全…

『英国メイドの世界』で提供したい読書体験と表現の環境

イギリスの屋敷やメイド、執事の資料本を出版するに際して実現したいことはいくつかありますが、「本を読む環境」という点で2つあります。1つ目は「資料を通じて異なる光を当て、読者の視点を変える」ことです。 『エアーズ家の没落』や『半身』、『荊の城』…

『エアーズ家の没落』ようやく購入

エアーズ家の没落上 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーターズ,中村有希出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/09/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 91回この商品を含むブログ (43件) を見る エアーズ家の没落下 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーター…

メイドブーム関連の知識のありか

以前、いろいろとメイドブームへの考察を重ねました。不完全にせよ、書くことで、正確な知識ある方からのコメントをいただけると思ったからです。さながら、自分が「メイドに詳しくない方に語られて、語ろう」と思ったように。 メイドブームの終焉は「衰退」…

『英国メイドの世界』(講談社BOX版)の参考資料リスト更新

端的にいえばページ数の問題で、現在準備中の『英国メイドの世界』巻末で、参考文献一覧すべてを掲載できません。そこで書籍の方は引用した資料、特に影響を受けたものに絞ることになりました。数量は絞って120ぐらいです。(一度絞ったときには240ぐらい) …