参考資料
はじめに 英国の屋敷っぽい風景があったので、何気なく第1話を見始めたNetlifxオリジナル番組『チャーチルの新・秘密エージェント』は、1940年代の時代を再現し、そこで第二次大戦中の英軍が組織した、敵地に潜入して工作を行う特殊作戦執行部(Special Oper…
Amazon UKからヴィクトリア女王の最新ドラマ『Victoria』が届いたので、1話目を視聴しました。 女王の頼るべき人 序盤は影響力争いというか、子供扱いして権限を残したい母親 Duchess of Kentと、そのKent家に取り入っているSir John Conroy、このふたりとの…
昨日からNHK総合で『ダウントン・アビー』シーズン4の放送が始まりました。私は先に寝てしまって、真夜中に目覚めてTwitterを見たのですが、『ハチミツとクローバー』や『3月のライオン』を描く漫画家・羽海野先生が以下のようなつぶやきをしていました。 wi…
その一方で、英国では昨年末に放映された『ダウントン・アビー』の最終シーズン6の完結編になる『Downton Abbey: The Finale』が、DVDで発売されました。今日、UKから届いたので視聴しました。 http://www.amazon.co.uk/Downton-Abbey-The-Finale-DVD/dp/B01…
『ダウントン・アビー』のシーズン4が2016/01/10(日)にNHK総合テレビでいよいよ放映開始です。 http://www9.nhk.or.jp/kaigai/downton4/ 個人的には、シーズン3の終わりから4で描かれる展開はジェットコースターというのか、展開の過激さが目立ち、あまり…
ということで、『半身』『荊の城』『エアーズ家の没落』で知られる英国作家サラ・ウォーターズの新作がKindle版で出ていたので、のんびりと読書を開始しました。 The Paying Guests作者: Sarah Waters出版社/メーカー: Riverhead Books発売日: 2014/09/16メ…
2012年11月30日と、半年以上も前の話ですが、以前から興味があった昭和の暮らし博物館へ出かけました。英国の家事使用人への興味は女中へと広がり、そこから建物から伝わる家事の歴史にも目が向いていった次第です。あとは、どことなく、幼い頃に訪ねた祖母…
マドンナが映画監督を務めたこの『ウォリスとエドワード』は、ウォリス・シンプソン夫人」の観点で描かれた珍しい作品です。 1年半以上前に、第二次世界大戦を国王として迎えたジョージ六世を主役とした映画『英国王のスピーチ』が日本で公開されました。こ…
以前、『英国メイドの世界』でイラストを描いて下さった撫子凛さんより、「中島みゆきさんがメイド服を着ていた『夜会』(中島みゆきさんのライブ)がある」との情報をうかがいました。 その映像作品(他にシナリオあり)を、最近ようやく購入しました。 夜…
図説 英国執事 貴族をささえる執事の素顔 (ふくろうの本/世界の文化)作者: 村上リコ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/06/20メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 8回この商品を含むブログ (3件) を見る 『図説 英国メイドの日常』に続き、…
女中がいた昭和 (らんぷの本)作者: 小泉和子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/02/22メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 26回この商品を含むブログ (11件) を見る 日本における「大正〜昭和」への関心の高まり 『女中がいた昭和…
ヴィクトリア朝時代のインターネット作者: トム・スタンデージ,服部桂出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/12/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 48回この商品を含むブログ (18件) を見る インターネットとヴィクトリア朝?…
英国メイド(家事使用人を含む)関連書籍の歴史の整理の一環です。まずはメイド関連の知識が掲載されている資料本の変遷を暫定的に公開します。語感がいいので30年史にしていますが、厳密ではありません。私が把握する限りなので、すべてではありません。 19…
夜明けのメイジー (ハヤカワ・ミステリ文庫)作者: ジャクリーン・ウィンスピア,長野きよみ出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2005/03/24メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 2回この商品を含むブログ (23件) を見る 2005年に日本で翻訳刊行された、分類として…
『最初の刑事』は英国に誕生した、事件を追求して解決する存在たる「刑事」の一人、ウィッチャー警部を主役としたノンフィクションの作品です。警部はディケンズも取り上げるほどの人物で、彼が扱った「ロード・ヒル・ハウス殺人事件」は「英国屋敷殺人事件…
私は「英国の歴史的な家事使用人」の研究を10年以上続ける立場で、彼らの職種や転職事情、仕事の詳細や労働環境、そして個々人の生き方に強い関心を持ってきました。今回、夏コミ新刊の『英国メイドがいた時代』前半はその延長で作っていますが、後半は「家…
Domestic Life of Thomas Hardy作者: E.E. Titterington出版社/メーカー: The Toucan Press発売日: 1963/12メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る 最近、『A WOMEN'S WORK IS NEVER DONE』という近代英国の家事環境(水道・料理・掃除…
図説 英国メイドの日常 (ふくろうの本/世界の文化)作者: 村上リコ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2011/04/16メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 54回この商品を含むブログ (21件) を見る 『英国メイドの世界』作者としての感想 村上リコさんの『図…
SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究]で行っている3分野での資料紹介(参考資料、映画/ドラマ/映像、小説/コミックス)が合計で96となり、もうすぐ100になります。 GW中に100以上を目指すつもりです。 今週は過去に書いた感想を見直し、書き直しや追加をし…
『348人の女工さんに仕事の話を聞いてみました』が描き出す「個人の言葉」と英国メイドとの共通性(2011/03/08)で取り上げた本が、先日届きました。 電子書籍を紙で売る! 「コトリコ」挑戦への道と2011/04/01に取材も受けられていて、こちらの記事も面白かっ…
蓄えていたストックの更新です。 『Victorian Farm』と『Edwardian Farm』の感想を更新(2011/04/15)に引き続き、ヴィクトリア朝の薬局を通じて製薬の方法や当時の治療方法、薬剤師の試験制度などを紹介する番組、『ヴィクトリアン・ファーマシー』の感想を…
購入したままでまとめていなかった上記番組の感想を更新しました。ヴィクトリア朝の農場の暮らしを体験する番組、『ヴィクトリアン・ファーム』はNHKでも放送されましたが、続編『エドワーディアン・ファーム』が作られていたので、こちらも合わせて。 『Vic…
何かこう、気が付いたらNHKの朝の連ドラ『おひさま』が「エス」(女学校における「姉」と「妹」のsister)的な描写を行っていて、驚いてる昨今です。明治から戦前のお嬢様事情(=女中事情)を学んでいるので、その辺の資料を少し紹介します。 「どうして女…
図説 英国メイドの日常 (ふくろうの本/世界の文化)作者: 村上リコ出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2011/04/16メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 54回この商品を含むブログ (21件) を見る 以前言及した村上リコさんの初の単著・新刊情報の詳細が、…
ふらっとTwitterを見ていたら、嘘を嘘と見抜く方法というエントリがあり、興味があって読んでみたところ、そのブログ主の方が出版する本に興味を持ち、予約しました。本の売り方自体も非常に面白く実験的で、今後も注目します。(売り方の説明は難しいので、…
先日、お昼休みにふと書店に立ち寄ったところ、『英国レディの世界』というタイトルの本を見つけ、驚きました。明らかに『英国メイドの世界』を意識したタイトル付けだと思ったからです。思わず微笑しました。 図説 英国レディの世界 (ふくろうの本/世界の…
以前、酒井シズエさん(米寿)のブログで存在を知っていたものの、自分の出版で手いっぱいだった頃に重なってご紹介が遅れましたが、秋田書店の漫画雑誌『ミステリーボニータ』で、『英国キッチンメイド・レミー』という漫画が不定期で連載されています。 こ…
資料サイトSPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究]の方でまとめて更新を始めています。今月に入り、『英国メイドの世界』商業版でお蔵入りしたもの(確実な資料性よりも、考察・独自見解が強いもの)を発掘し、書き直して公開しています。 [コラム]パーラーメ…
お母さんは忙しくなるばかり―家事労働とテクノロジーの社会史作者: ルース・シュウォーツコーワン,Ruth Schwartz Cowan,高橋雄造出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 2010/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (4件) を…
今月は友人から漫画やアニメを借りたりしつつ、自分なりに学びを深めるための本や、好きな作品の続きを買ったりと、かなり本が増えました。その中でも自分的に気になる本を。 まおゆう魔王勇者 (2) 忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀作者: 橙乃ままれ,toi8出版社/メ…