参考資料
今年1年は、メイドブームをいろいろと考えていました。以下、Twitterで呟いていたものをまとめていただけていたので、ご紹介です。 メイドブームはいかに発生し定着していったのか? 補足となりますが、以下が今の把握している「断続するメイドブーム」です…
NHK BS 世界のドキュメンタリーの中に、『ビクトリアン・ファーム』の「見逃し」向けの配信があったのでご紹介です。 23日放送(2011/01/06まで配信) 24日放送(2011/01/07まで配信) 受信料を支払っているので、この辺、受信料IDで会員制にしてくれるとと…
ブログはフローな感じですぐに情報が流れていくので(Twitterよりましですが)、時間が経過しても役立つストックな情報は、蓄積して、資料収集サイトSPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究]に更新しています。 今年はいろいろとメイドブーム関係に言及したの…
明日の12/23に、NHK教育で『ビクトリアン・ファーム』の放送が行われると紹介しました。 Victorian Farm: Rediscovering Forgotten Skills作者: Alex Langlands,Peter Ginn,Ruth Goodman出版社/メーカー: Pavilion Books Ltd発売日: 2008/10/20メディア: ハ…
小さいおうち作者: 中島京子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/05/01メディア: ハードカバー購入: 6人 クリック: 128回この商品を含むブログ (116件) を見る 目次 はじめに 1.日本にメイドがいた時代=経済発展による豊かさ 2.理想化された日本的メイド…
久しぶりに、ブログ以外の更新情報を。 資料サイト:SPQR[英国メイドとヴィクトリア朝研究] ■[小説/コミックス]『エマ』、あるいは『エマ』から受けた影響 こちらは、『エマ』を紹介するものですが、自分が『英国メイドの世界』を作れた(同人活動を楽しく続…
私が英国史を学ぶ中で、最も影響を受けたのは川北稔先生です。初めて手にした川北先生の著作は『産業革命と民衆』で、「都市生活者の視点」「過去の人々の暮らし・日常生活」を非常に大事にされている印象を受けました。年表で覚える歴史というより、産業革…
今年の5月に魔王と勇者の物語から受け取ったもの(2010/05/17)と感想を書いた、ウェブで公開されていた小説『まおゆう』が、年末にエンターブレインから刊行されます。 まおゆう魔王勇者 (1) 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」作者: 橙乃ままれ,toi8出…
ウェブで学ぶ ――オープンエデュケーションと知の革命 (ちくま新書)作者: 梅田望夫,飯吉透出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/09/08メディア: 新書購入: 312人 クリック: 4,477回この商品を含むブログ (144件) を見る 以前から書き連ねていた物を更新しま…
1900年の英国中流階級の暮らしを体験するドキュメンタリー『THE 1900 HOUSE』の感想を、2005年ぐらいにまとめて書きました。それを、新しいホームページへ移行中です。 さすがに5年前に書いたものなので、移行時に今の視点を織り交ぜた感想に修正しています…
エアーズ家の没落上 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーターズ,中村有希出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/09/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 91回この商品を含むブログ (43件) を見る エアーズ家の没落下 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーター…
エアーズ家の没落上 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーターズ,中村有希出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/09/18メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 91回この商品を含むブログ (43件) を見る エアーズ家の没落下 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーター…
端的にいえばページ数の問題で、現在準備中の『英国メイドの世界』巻末で、参考文献一覧すべてを掲載できません。そこで書籍の方は引用した資料、特に影響を受けたものに絞ることになりました。数量は絞って120ぐらいです。(一度絞ったときには240ぐらい) …
メイドや執事といった使用人の歴史を学んでいて、以前から疑問に思っていたことがあります。ヴィクトリア朝に見られる、上級使用人と下級使用人の間に存在する厳しさ、「規律」と、分業制度に見られる細かな役割分担はいつ始まり、どこから来たのか、という…
読書はしているのですが、なかなか感想を書くマインドになれません。ちょっとブログに書く感覚を忘れています。主要なのはこの辺で、主に川北稔先生の著作の強化と、産業発展に支えられた国におけるメイド雇用(英国独自の現象ではない:過去・現代)の考察…
最近、ブログを更新していませんが、昨年から始めたサイトの方を本格稼働させています。こちらのブログではニュースや「見たいもの」など最新の情報を載せて、向こうに蓄積する価値があると判断した情報を更新していきます。 英国ヴィクトリア朝の暮らし[SPQ…
大英帝国のもうひとつの側面が描かれる。アラン・ムーア『フロム・ヘル』、このエントリを読んで認識の差が非常に面白いと思いました。(作品『フロム・ヘル』の評価は参照先URLにてどうぞ。自分はジョニー・デップ主演の映画版がトラウマになって読んでいま…
リヴァトン館作者: ケイトモートン,栗原百代出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン発売日: 2009/10/16メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (34件) を見る 感想は今後、以下のホームページの方に更新しようと思います。 [小…
倒錯の偶像―世紀末幻想としての女性悪作者: ブラム・ダイクストラ,富士川義之出版社/メーカー: パピルス発売日: 1994/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 最近、同人メイド関係で今までお会いしていなかった方にお会いして…
半年しか一緒にいなかったものの、会社を辞めた同年齢の人から教わって、自分の社会人人生や創作活動において大切にしている一冊があります。 自分の仕事をつくる (ちくま文庫)作者: 西村佳哲出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/02/01メディア: 文庫購入…
同人活動の話ばかり書いていましたが、そろそろメインに戻ります。この時代の魅力を伝える、役に立つ情報を書くのが、主題のひとつでもありますので。 以前日記でご紹介した『従僕ウィリアム・テイラーの日記―一八三七年』(2009/08/03)を今週読み終わりまし…
18〜19世紀の使用人隆盛の背景事情探しをしています。使用人関係の英書を読んでも、結構、シンプルに解説されていることが多く、イギリス向けの書物における情報量の差を自覚します。なんとなくストーリーは見えてくるのですし、要素も見えるのですが、果た…
『英国メイドの世界』の最初の方の章、「使用人の歴史」を見直しています。同人誌ということと、「人がやっていることはしたくない」こともあったので、この章は『エマ ヴィクトリアンガイド』『図解メイド』『ヴィクトリアン・サーヴァント』を読んでね、と…
日本のカントリーハウス研究の分野では現在第一人者といえる田中亮三先生の最新作は、貴族や使用人を扱った書籍になるようです。 http://kawade.co.jp/np/isbn/9784309761268 華麗なる英国貴族のライフスタイル! レイディーの暮らしは? 執事、ハウスメイド…
AMAZONで購入したばかりで、未読です。 フットマンの手記が刊行されていました。 自分の新刊で忙しく、ノーチェックでした。 従僕ウィリアム・テイラーの日記―一八三七年作者: ドロシーワイズ,Dorothy Wise,子安雅博出版社/メーカー: 英宝社発売日: 2009/07…
執事やメイドの映画や情報に枯渇していた頃の人間には、懐かしくも原点といえる映画です。 映画天国 「日の名残り」(日本テレビ:25:59〜28:00) 地上波は久しぶりでしょうか? 記憶にありません。『エマ』に登場する執事スティーブンスの名前の由来、とも…
The National Trust Manual of Housekeeping: The Care of Collections in Historic Houses Open to the Public作者: National Trust出版社/メーカー: Butterworth-Heinemann発売日: 2005/12/29メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (1件) を見る 英…
最近、新しく執事の手記を入手しました。1940年代に刊行されたようですが、これが今までの執事のイメージが変わるぐらいに視点が違います。彼は公爵家でフットマンも経験しましたし、最終的に執事に落ち着きましたが、その途中で重ねてきたキャリアは異色中…
元々、自分が詳しい領域においては、wikiは使わないようにしています。情報の精度や、その情報の根底になっているもののほとんどが、どこか他の資料に基づくもので、自分が専門とする領域では英書の総合書の方が情報レベルが高く、読みやすいからです。仮に…
最近、各所へ手を広げているように見えているかもしれませんが、男性使用人の再整理を行っています。『英国メイドの世界』は4〜7年以上前のものを書き直したので「作り変え」になっています。同様に、2007年に作った男性使用人を見直しているのですが、2年…