ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

コミックマーケット77(冬コミ)3日目当選

本日、当落通知のメール送信があり、無事に当選が判明しました。 開催日:2009/12/31(木) 東地区“ミ”ブロック−14a 2年前の冬に1度だけ"ミ"ブロックを経験しましたが、その時の経緯からすると創作ジャンル・メイド島ではないものの、過去最大級に広い(壁に…

『ひぐらし』『うみねこ』スタッフBT様の訃報と、『MAID HACKS』

http://07th-expansion.net/Cgi/clip/clip.cgi 竜騎士07様の製作日記にて公開されていました。BT様には一度お世話になったことがあり(ネットを見ると、多くの方が同じようにアレンジや手助けをしていただいていますね)、感謝の念を、ここに書きます。 久我…

使用人の歴史・佳境と、書籍として伝えることの再整理中

限られた時間で劇的にインプット&アウトプット中なので諸々、出力できていないものも多いのですが、今は歴史に集中しています。 最近、鬼のようにヴィクトリア朝書籍ばかり読んでいるので、心のスペースが埋まりかけています。自分の英国史理解レベルが上が…

『乙嫁語り』&森薫先生

森薫『乙嫁語り』第1巻発売記念サイン会リンク集&余話 森薫先生情報では最大手の『黒い天使のブログ』様にて、サイン会感想を取り上げていただいていました。 森薫先生のサイトでもサイン会の報告が書かれていました。 サイン会について、『フェローズ!』…

日本ヴィクトリア朝文化研究学会・総会と英国文化

案内状が来ました。2009/11/14(土)大東文化大学で開催なので、出かけてきます。 出版した本があると良かったのですが残念ながら延期なので、ご挨拶だけとなりますが、いろいろな方にお会いできればと思います。もしも船戸明里先生にお会いできたら、今年の…

シンクロニシティ:好きと出会う旅・繋がった今週

雑感なので主に自分のために書いています。 月曜日:蝶野さん 先週、元会社の同僚から「蝶野さんの25周年記念興行」の誘いを受けました。久我は新日本プロレス・蝶野さんの大ファンで、黒くなってからの「蝶野・天山・ヒロ斉藤」という狼群団→nWoの洗礼を受…

馬車は今も生き残っている

大使は馬車で宮殿にやってくる 東京・丸の内から1キロ http://www.asahi.com/national/update/1016/TKY200910160250.html イギリスもそうみたいです。この前読んだ本で、英国王室付きコーチマンの話を読みました。 でも日本の場合、馬糞が落ちたらどうする…

『THE YOUNG VICTORIA』(邦題:『ヴィクトリア女王 世紀の愛』)来週劇場公開:2009/10/24

『ヴィクトリア女王 世紀の愛』 http://victoria.gaga.ne.jp/ bunkamuraで上映との事。あの劇場はクラシカル系が多く、一時期、「劇場で見た後に予告編で見たクラシカル映画のチケットを買う」ループにはまっていました。最近では『ある公爵夫人の生涯』をや…

知をつなげていく

web拍手ありがとうございます! >2009/10/13 20時 >拍手から失礼します。十年以上前、『エヴァンゲリオン・スタイル』という分析本で、 >まさしく『倒錯の偶像』を援用して綾波レイに熱狂するファンの心理を分析していた方がいたことを思い出しました。 >「…

コミティア90当選・つ20b

2009/11/15(日)11:00-15:30のコミティア90に参加予定です。 新刊は時間が作れれば、Lady Astorの萌え萌え本を作っていきます。

好きが伝わる、最高のもてなし〜『乙嫁語り』1巻発売

乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)作者: 森薫出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2009/10/15メディア: コミック購入: 59人 クリック: 1,445回この商品を含むブログ (434件) を見る 森薫先生の新刊です。森薫先生の作品の素晴らしいところは、描かれる世界へ…

森薫先生の作画動画・公開

http://natalie.mu/comic/pp/otoyomegatari びっくりしました。すごいですね。 こういうオリジナルコンテンツを掲載したコミックナタリーの企画なのか、編集部の提案かは分かりませんが、素晴らしいです。 絵を描く方が見るとまた違うのでしょう。

『午前零時のサンドリヨン』感想(ネタばれなし)

午前零時のサンドリヨン作者: 相沢沙呼出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2009/10/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 173回この商品を含むブログ (73件) を見る ミステリ小説は好きです。といっても最近はヴィクトリア朝と使用人資料に圧倒的にリソー…

『倒錯の偶像―世紀末幻想としての女性悪-ブラム・ダイクストラ』

倒錯の偶像―世紀末幻想としての女性悪作者: ブラム・ダイクストラ,富士川義之出版社/メーカー: パピルス発売日: 1994/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (5件) を見る 最近、同人メイド関係で今までお会いしていなかった方にお会いして…

あんまり変わっていないところと、変わったところ

ちょうど救貧法や18世紀の使用人になった人たちの事情を調べていますが、勃興する中産階級側(勤労・規律遵守で稼いで実績をあげている人たち)の意見として、「貧困=怠惰=努力が足りない=自己責任」のような、勤労を尊ぶプロテスタント・ピューリタニズ…

すべてが繋がっていく

最近はインプットが多すぎて処理に時間がかかっていますが、英国カントリーハウスに仕えた使用人、そして中産階級の元で働いた彼女たちの歴史を、断片的なものではなく、通史的な流れの中で書けそうです。 もう少し熟成に時間はかかりますが、現時点で揃えら…

既刊の委託を再開・『とらのあな』

久々の更新です。 http://www.toranoana.jp/mailorder/cot/circle/74/64/5730313036343734/53505152_01.html 『MAID HACKS』『終わりの始まり』『この倫敦の空の下で』、それに『英国執事の流儀』が揃っています。

一般人が英語の資料を軸に研究をしていて気づいたこと

使用人関係の英書参考文献を大量に購入して読んでいますが、読み込みに時間がかかることが多いです。根本的には単語力の問題で、辞書を引く時間で思考が飛んでロスすることにもなるんですが、そのこと自体はあまり重く見ていませんでした。強くそれらを実感…