『348人の女工さんに仕事の話を聞いてみました』が描き出す「個人の言葉」と英国メイドとの共通性(2011/03/08)で取り上げた本が、先日届きました。
電子書籍を紙で売る! 「コトリコ」挑戦への道と2011/04/01に取材も受けられていて、こちらの記事も面白かったです。
過去を生きた人の働き方や生の声を聴く機会は少なく、よほど主体的に関心を持たなければ出会いにくいものです。何かしらのきっかけで興味を持って出会うというところで、コトリコさんの本との出会い方は、様々なテーマを伝えたい人にとって参考になると思います。
主にTwitterで感想を呟きました。
コトリコさんの女工さんのエピソード集、到着。少しずつ読書開始。社会に出て初めて働くことでの楽しさ(同僚がいる・お金を稼ぐ)が伝わってくる。契約や送金の話も補足があって、分かりやすい。
2011-04-24 08:24:11 via web
悔しい、というエピソードの切り口、いいなぁ。その当時にはその当時の流儀があって、現代的観点で過去を評価するのは難しいけど、女工さんが仕事の中で悔しさを感じられるのは意外。
2011-04-24 08:28:34 via web
最近知った本では、この辺も読んで比較してみたい。『村から工場へ 東南アジア女性の近代化経験』 URL
2011-04-24 08:32:13 via web
工場労働を巡る話は人件費が安い国を求める動きがあり、でも工場が建って経済的に潤うと生活水準も賃金も上がって。そうすると、より安い国・地域を探しての繰り返しで。
2011-04-24 08:38:28 via web
メイドの話もこれに通じて、英国では人件費が安かったからこそ100万人以上雇用できた時代がある。でも、供給源の農村人口の減少や人件費が高くなったり他の仕事に人が流れたりすると、雇用激減。ところが1980年代移民や経済格差の広がりでなり手が増え、家事サービスへの需要は増加中。
2011-04-24 08:44:32 via web
女工さんの話に戻るけど、給与低い、労働時間長い、休めないといった話も出てきている。でも現代って相対的に良いところも多いけど、それほど変わってないじゃん、と思う部分もあって。
2011-04-24 08:51:22 via web
あと、長時間労働で言えば、日本はILOの第1号条約(8時間労働制)を批准していない。戦前と変わっていない。 とりあえずググるといろいろ出てきます。
2011-04-24 09:07:09 via web
@axuss01 過去のメイドには最低賃金がない、労働時間の規制がない、超過勤務的なものに手当てがありませんでしたが、現代のメイドも似たような状況です。また、メイドに限らずご指摘のように現代との重なりもあって、比較することで認識が変わっていくことを願っています。
2011-04-24 09:17:46 via web to @axuss01
女工さん本、読了。がんばって生きた人の話を読むのは好き。
2011-04-24 09:41:56 via web