ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

小説・解説はすべて終了(24:00)

おかげさまで、最後の難関・厩舎スタッフ(コーチマン・グルーム)を突破しました。競馬関係の資料が手元に無く、また競馬関係に話を広げたくないので、やや控えめに、と思っていたら、17ページ。この結果、予定していた164ページをオーバーしました。



削除予定だった、同人誌の中身についての解説やコメント、それに資料集のリストも掲載して、若干出来てしまったスペースを埋めようかと。



なんだかんだで、男性使用人はメイドと異なり、重なるところが少ないです。このため、それぞれを個別に解説する必要があり、様々な方向の資料を読むエネルギーを膨大に費やしました。また、日本人になじみの無い領域ばかりなので、ゼロから土台を共有する必要もありました。



かなりギリギリな感覚で作ってしまったので、総合的に見ればバランスが悪いところや、よろしくないところもあるかと思いますが、ひとつひとつに費やした時間とエネルギーは、持ちうる限りすべてのものです。



「男性使用人の話? メイドじゃないんだ」と自分でも思いつつ、作業に踏み切るのに一年を要しましたが、屋敷への扉を作りましたので、是非、開いてください。意外というか、世界が広がります。多分、日本語レベルでここまで詳細な情報を載せている、使用人の書籍は無いです。



なんとか資料と小説が完了して、よかったです。あとは友人の助けを得つつ、校正を行います。



07/17に入稿する予定です。