ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

綺麗な言葉、英語のテキストで初めて感動する

英会話教室へ行きました。あまりにも久しぶりすぎて、駄目になっていました。訓練を怠れば、落ちるのも早いですね。とはいえ、英語自体には家に引きこもりながらも接しているので、アウトプットの機会を用意しなければと思った次第です。



明日はマンツーマンでの会話をしてきます。題材は未定……同人の話をしてみたいのですが、説明が難しいのです。アマチュアながら歴史の研究をしていて、自費で本を作っている、みたいな?



そんなことをしつつも、久々に司馬遼太郎さんの本を読みました。



対訳 21世紀に生きる君たちへ

対訳 21世紀に生きる君たちへ





この本は「英語を勉強したい」と数年前に司馬遼太郎記念館を訪問した際に購入したものです。英語の対訳がついていましたが、当時はあまり読み込めず、日本語版に魂を震わせていました。



数年ぶりにこの本を手にして、英文に目を走らせると、日本語とは違う形の言葉が、突き刺さりました。それまでの経験が無いこともありますが、これほど綺麗な気持ちを伝える英語を、読んだことがありません。



司馬さんの遺言と思えばこそ、の部分もありますが、対訳された方はすごいです(海外の方です)。そして自分もいつか同じように、自分が美しいと思えるものを、好きなものを、しっかりと英語で多くの人に伝えられたら、と思います。



英語自体は極めてシンプルですし、元もとの日本語も小学生の教科書に書かれたものです。でも、ひとつひとつのフレーズが、大人になった今だからこそ、清らかに見えます。