このところ、会社での激務が続いています。ただ、転職を決意して以降、いろいろと変化するものがありました。「職」を転じなくても、「期待される役割・育ちたい部分」が見えてきて、その変化を起こす機会も掴めたようです。JOBチェンジと言うより、CLASSチェンジ、というのでしょうかね?
そんな感じで、今、仕事のことでの勉強をとてもしたい気分です。勉強し、結果を出し、給与が上がる、自分も育つ。そんなシンプルな循環を、作りたいと。ゲームよりも大変で、でも面白い人生を。
ちょっと同人活動はわからなくなりました。小説は書いています。
『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』
以前、村上リコさんのブログで取り上げられていた映画がDVD化しました。内容は、母を失い、甘やかされた子供たちが、次々とナースメイドを追い出す。手に負えない子供に困った父親の前に、魔法使いのようなナニー・マクフィーがあらわれて、子供たちと父親を変えていく、というのでしょうか。
なんかこう書くと面白そうではないので、村上リコの本棚/『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』を是非ご一読下さい。久我はこれを読んで、DVDを買いましたので。
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子供向けのエンタテインメント、といった感じで、素直に面白かったです。色彩がややどぎつく、純粋な「ヴィクトリアン」という感じではありませんが、それぞれに意味があって、綺麗な映像に仕上げています。
今回の心の主役は、『ゴスフォード・パーク』でマギー・スミス扮する伯爵夫人に仕えたメイドを、『ネバーランド』でピーター・パンを演じたケリー・マクドナルドです。
役割としては、スカラリーメイド、として登場します。ナニーを追い出す子供たちも彼女には甘く、むしろ、字が読めない彼女に教育を施す、本を貸す、というような描写もあったり、そういう点では「子供の味方」というメイド像を体現しつつ、物語の中でも重要な役割を果たすのです。
エマ・トンプソン(『いつか晴れた日に』)やコリン・ファース(『高慢と偏見』『ブリジット・ジョーンズの日記』)など、日本でおなじみのイギリス俳優も主要キャラクターとして出演しており、いい味を出しています。
あと、映画は字幕+英語で聞くと面白いです。翻訳で落とされている微妙な情報が、『エマ』などでヴィクトリア朝になれている方にとっては、ぐぐっと来ますので。
あとは細かいねたなのですが、ちょうど『Victorian Kitchen』を見ていた時期なので、登場した「大きな銅の蓋つき鍋」にはちょっとびっくりです。巨大な銅の鍋、その蓋は凹んでいます。その凹んだ部分に燃え盛る石炭を詰め込んで、中の料理を仕上げるのです。
それと、久々に京極夏彦の新刊を買いました。前回は「伯爵+屋敷+メイド」という、素晴らしい展開でした。今回も旧家の令嬢っぽい方が出てきて、さすがの雰囲気です。
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