ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

最初に英国メイドを教えてくれたのは永野護さん?

元々、『FSS』(永野護先生)目当てでずっと『NEWTYPE』を買っていたものの、段々と連載を読み続ける気力が無くなり、何年も買っていませんでした。つい先日、一緒に買い物をしていた友人が『アニメージュ』を買ったのに触発され、また、「久々に何か見たいアニメでも捜すか」と番組改編の時期にあわせ、購入しました。



最初に『FSS』を読んだところ、メイドの話が出ていました。自分の同人誌の読者の方、もしくは「参考文献一覧」をご覧になったことがある方は不思議に思ったかもしれませんが、同人誌制作の参考資料に、『FSS』の設定資料集「CHARACTERS6」を載せています。



これは、バランシェ博士の屋敷を、ある女性記者が取材したという場面設定で、執事とメイドが応対に出てくる話があり、ファティマ・オデットがメイド姿をしており、永野氏のメイドイラスト、及び解説が記されています。多分、きちんとした形でメイドの知識に触れたのは、これが最初だったかもしれません。



パーラーメイドという言葉があるのも初めて知りましたし、「階級あるんだ」ぐらいに思っていました。そして同人活動をするまで、そちらへの関心はゼロのまま。



引用しようと思いましたが、あまりこれを膨らませて話せそうも無いので、今のところは……「〜ページを見てくださいね」と書こうとしたものの、ページ数が入っていませんでした。



刊行日は1993年、今から実に11年前。「へぇ〜」と感心したものの、11年前の自分は特にそれ以上の感想を抱きませんでした。時代がようやく、追いついてきたんでしょうね。