ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

メイドのヘッドドレスはいつ登場したか?

きっしーさんのコラムで思い出したのですが、コミケットスペシャル4で、話をした方から「メイドの頭にある装飾的なヘッドドレスはイギリスではいつぐらいに広まったのですか?」「あれは日本的なアレンジですか?」と質問され、明確な回答が出来ませんでした。確かに多くのメイドは「キャップ」着用でした。時間を見て調べてみるつもりです(といっても当時の写真や絵を見るだけですが……)



今のところ、自分の知る限りでは、『制服学部メイドさん学科』の阿羅本さんの「メイド服飾史学解説」の4.0「最後に:ヘッドドレス」についてに詳しく説明がなされています。同人誌という性質上、また確かまだ入手できたはずなので引用は行いませんが、そちらに「キャップ→カチューシャ的なヘッドドレス」移行のプロセスが記されています。



可能であれば、そちらで使われた参考文献も入手しようかと思います。この点、『エマ』におけるキャップの描写を見ると、すんなりと納得できます。



結局、いつものような終わり方に……