ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

入稿終了

今回は印刷所が東京にあるところなので、今日行ってきました。正確には「東京に支店があり、印刷は大阪」でしたが。WORDでのデータ入稿が出来るところは多くないので、助かりました。多分何かしらあるとは思いますが、一区切りがつきました。



WORDレベルでの校正の後、自分でも読んで見ましたが、見つけられなかった幾つかを今回も友人の助けを得て、潰しました。今回は何回かお願いしている河原さんの原稿が郵便局の都合なのか、一日でつくはずなのに間に合わず、次回に使うことになりました。



友人の感想はなかなか好評だったと思います。テーマが「カントリーハウスで働く」、そこに繰り広げられる人間模様、上司との関係、部下をマネジメントする、といった事柄はそのまま現代にも通じるものです。



自分の社会人としての経験や友人から聞く話、新聞やニュースで見る世界を織り交ぜつつ、わかりやすいように解説できたかなと思います。もちろん今回の文章量ですべての解説や、多様な視点を担保できるはずでもないですし、そこに書いてあるものがすべて久我の想いでもありません。



ただ、今回の本は、「働く」という体験をしている人に、百年前の先輩である「メイド」という存在を感じて欲しい、そして自分自身が働くことをメイドさんに重ね合わせて考えてみる機会になれば、そういう意味では今までの同人誌の中で、最も普遍性が高い内容となりました。



結果としてですが。