ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

コミティア80

参加してきました。ご来訪、ありがとうございました。



また、お買い上げいただいた皆様にとって、何かしら得るものがあり、その世界が広がる一助となれば幸いです。


「メイド部。」のスタンプラリー企画があり、普段文章系や歴史系にいるときよりは多くの人にお会いできたかと思います。主催の方よりいただいたアンソロは分厚く、メイド関係で活動される作家さんが本当に多いなぁと、あらためて感じました。



部数そのものはコミティアでの平均的な出方でした。なかなか難しいところで、値段の高さや文章といった制約があり、イベント会場では「一般的なメイドが好きな人」に対して「まず読んでもらうこと」が難しく、また、「メイドに興味はあるものの、そもそも資料を欲していない人に、どのように訴えるか」の部分で、今回の参加は勉強になりました。



読者サイドに立った、同人誌の解説が必要なんですね。



ガイド的な無料配布本を手渡したところ、その場で読んで、そこから既刊を読み、買って下さる方もおりましたが、ディスプレイの案内不備など準備が足りませんでした。



「メイド部。」に参加するメイドサークルが好きな人たちが来ているはずなのに、普段と変わらない結果だったことに、イベント頒布の方向性というか、展開の仕方を考えさせられました。とはいえ、総集編が出来てからでしょうね、ちゃんと戦えるのは。



次回は帝國メイド倶楽部に参加予定です。部数はそんなに持っていきません。



原稿に集中したいと思いつつ、総集編で求めるクオリティを達成するには夏コミは無理かなぁとも考えてしまいます。とはいえ、締め切りに追われて作りたいモノが作れないのは同人において本末転倒なので、時間をかけてでも、納得できるものを仕上げようと思います。



締め切りがあるのがプロと言われますが、同人だからこそのありえない本を作りたいのです。



夏コミは「間に合えば総集編」、間に合わなければ「総集編紹介本・途中まで本」になる予定です。