ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

『ヴィクトリア朝の暮らしガイドブック A Guide to Tales of Victorian Life』(通巻11巻目)

タイトル、長いですね(笑)


表紙:GENSHIさん


以前、GENSHIさんがコミティアに出られるときに描かれたイラストが2枚ありました。これを表紙に使わせて欲しいなぁと思いつつ、中身と表紙のタイミングが合わず、なかなか時期を得ませんでした。しかし今回、ようやく表紙で使えました。



ありえない描き込みです。


中身と見出し:端的に言えば日本最強・執事解説本

これまでに何度かご紹介しましたが、基本的に「新しく、執事やメイドや屋敷」に興味を持たれた方向けの内容、「初めて買う一冊」として位置づけています。総集編がこれにあたると思ったものの、さすがに会場でいきなり400ページ・2000円ぐらいしそうなものは選べないよねと……



しかし、そういう「初心者向け」だからといって、内容が浅いわけではありません。「手にした人を、驚嘆させ、当同人誌を印象付け」なければならないのです。



既に買ってくださっている方々もその点では同じで、「他の同人誌や、市販の資料本とは何が違うのか?」を明確にする為、「今時点で、日本最強レベルの執事解説」を盛り込みました。原稿用紙にして実に80枚相当、久我が描いてきた「ひとつの使用人職の解説」では、最長です。(あくまでも今時点で最強であって、まだまだブラッシュアップする余地は、十分にあります)



これは総集編向けに書いていた原稿ですが、総集編は可能な限り「このクオリティを目指す」という決意の表明なのです。



また、総集編の刊行に際して、1〜4巻・外伝1〜2巻のイラストをお願いしていました蓮野さんにも再度参加していただくことにもなりました。そのプレビュー、ということもあって、冬向けに進めていただいているイラストを、今回、盛り込んでいます(河原さんのイラストも)



A5サイズ/92ページ/頒布価格500円

2007/08/19 頒布開始(コミックマーケット72 東4ホールレ-40a SPQRにて)




ヴィクトリア朝の暮らし ガイドブック』

■目次……………………………………………   四

■『ヴィクトリア朝の暮らし』の歩き方……   五

     はじめに

     同人誌紹介

     久我の描く世界について

     同人活動の概要

     総集編予告・リニューアル

     既刊紹介          

■『ヴィクトリア朝の暮らし』総集編のご紹介… 二一

     概要目次

     キャラクターイラスト

     短編小説「上級使用人」

     解説「執事」

        【1・執事とは?】(Butler,House-steward)

        【2・仕事の内容】

        【3・種類】

        【4・特殊な立場とエピソード】

        【5・制服】

        【6・待遇と将来性】

        【7・考察・執事に求められる能力】

        【8・終わりに】

        【9・有名なキャラクター・作品】

        【10・参考資料】

        【補足】

■短編小説『春、ひとり窓際で』………………… 六七

■資料・『階下』で出会った人々

     フレデリック・ゴースト……  七一

■あとがき…………………………………………… 八七