ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

日本メイド協会のメイド検定受験2007年10月13日に

ふらっとネットを漂っていたら、公式サイトで見つけました。




■2007年10月13日(土)開催の第一回メイド検定3級試験の詳細について
第一回3級試験開催日:2007年10月13日
時間:3級セミナー 午後1時半〜3時半 3級検定試験 午後3時45分〜午後4時45分
開催場所:東京 秋葉原東京都中小企業振興公社
検定試験料:セミナー/2000円  3級検定試験/2000円  合計:4000円

http://www.n-m-a.jp/third-grade/index.html(公式サイトより引用)

第一回ということは第二回もあることでしょうし、1〜3級まであるそうです。こちらのメイド検定の詳細によれば、ヴィクトリア朝のメイドをベースにして、その上で接客サービスのスキルを培う、という流れのようですね。



試験範囲も、1級になると「接客、マナー・歴史・縫製・料理・掃除、洗濯(実技)」とあります。「本来のメイド的な家庭内でのサービス」に、日本独自に展開したメイド喫茶の要素を加味した「日本発のメイド」的な試験内容です。



洗濯実技を妄想すると、「洗濯板でごしごし洗うときは袖をまくる」「白いシーツをぱっと広げる姿」「ワインや紅茶のシミを落とす」と言う内容でしょうか。エマさんは1級、アデーレは師範(存在しませんが)、ターシャは準3級?



久我の同人誌が公式試験対策本になったという話はありませんが(笑)、真面目に「ヴィクトリア朝的なマナーと歴史」を学ぶならば、『ヴィクトリアン・サーヴァント』や『MANOR HOUSE』(の副読本)『エマ ヴィクトリアンガイド』がオススメです。



賛否あるとは思いますが、これを機会に、「クラシカル的なメイド」を入り口として、いろいろ楽しむ(ドラマや映画や料理や旅行、文学、英語の習得へと広げていく)方が増えたらいいなぁと思います。



そのうちきっと、「執事検定」も始まるのではないかと。執事は屋敷の管理者であり、その仕事は広範なので、会社員として働く中で学ぶこととの重なりも多く、企業研修とかをやったら、十分面白いと思います。



百年前の執事から学ぶマネジメント



余談ですが、こんな感じで、最新の同人誌『ヴィクトリア朝の暮らしガイドブック』では「執事」を解説しつくしています。