ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

映画『空の境界』第二章殺人考察(前)

昨日の金曜日、友人と映画『空の境界』を見に行きました。映画は全七編。一編が一時間程度で、一ヶ月に一度ぐらいのペースで次の章へ移っていきます。当初はパンフレットを買いましたが、(入場料1000円+パンフレット700円?)×7ともなると、さすがに額が大きいので、ひとまずパンフレットは控えました。



映画の座席は予約可能なので、絶対に予約することをオススメします。昨日も立ち見でもチケット完売と言う状況が起こっていましたが、テアトル新宿は座席が広く、座り心地もいいので、座ってみるのがよいと思います。



前回もそうでしたが、映画の内容自体は小説どおりであり、感想を言いがたい作品です。作品世界や描かれる描写、効果音等が作りこまれていて、映像としては魅力的です。劇的に印象に残るような奇抜さは無いものの、上質に丁寧に視聴者に提供している、というのでしょうか?



だから、前回同様、「面白いか、面白くないか」で言えば「わからない」。友人には、勧められません。しかし、原作を読んだならば「見た方がいい」です。



と言う映画の話よりも、ふと思ったのが、「毎月一度、夜に映画を見る」行為が面白いなぁと。そこそこ他のお客さんも連れ立ってきています。久我は社会人の友人と見に行っていますが、二回とも、合流してから上映までの間は飲みに行きます。



平日に友人と飲んで、好きな映画を見て、映画を見終わった後にまた飲み屋で話す、という流れが気に入りました。飲み自体は目的ではないのですが、そういう気楽に話して、同年代が故に抱える仕事の話とか人生の話とかをしていると、充足感があります。



この映画が無かったら、こういう時間も無かったので、ちょっと映画そのものではないですが、こういう楽しみ方もあるよと言うことで。映画を見て作品を楽しむことも大切ですが、作品を見ることで共有される時間を体験するのも面白いです。



あと五回。



次回は浅上藤乃が出て来ます。



来週の01/26から上映です。早い。