ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

ナニーに捕まる

今までの底本は和書『英国カントリーハウス物語』でしたが、ナニー関係の話題の多くは『COUNTRY HOUSE LIFE』に依拠していました。なので、こちらは原典からの引用と情報の収集を心がけるようにしています。



とはいえ、ナニーがここまで深いと思わず、必読の一冊を入手し忘れていることに気づきました。使用人本としては最低限以上のレベルに作れますが、面白かったので、来年ぐらいに『カントリーハウスの子供たち』と言う形で資料本を作ろうかと思います。



昨日書いたことで頭の整理を行い、すっきりして進むはずでしたが、風邪気味で具合が悪く、あまり進みませんでした。明日中に完了予定です。基本、資料の解説パートには伝えたい「ストーリー」があります。その「ストーリー」を総集編で作り直すか、作り直さないかで費やす時間が違います。



ハウスメイドもランドリーメイドも基本的には過去を踏襲しつつ質を上げるところに力を注げましたが、ナースメイドは過去の再構築、論理の見直しを行った分だけ、エネルギーを消耗しました。でも、ここで収集しておけば、後日、最初に書きたかった「貴族の暮らし」に到達できそうです。



ひとまず締切りまでの日程が描けたので、粛々と進めるのみです。