ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

UK-JAPAN2008は終わったけど自分の中では続く〜2009年

ちょっとこの前に2008年振り返りで、『UK-JAPAN2008』という日本とイギリスの友好イベントについて書きましたが、2009年になった今、公式には終わったようです。



しかし、元々、公式非公式に関係なくイギリス文化のことを書いていたので、今年もあまり変わりません。公式サイトの更新も途絶えたようですが、何気なく、今年1〜3月までのイベント記事があがっているので、そこは有効活用させていただこうかと。



2009年01月のイベント


「生活と芸術−アーツ&クラフツ展」 ウィリアム・モリスから民芸まで」in 東京都美術館 09/01/24〜09/04/05



京都で開催したものですね。久我はもう一個のアーツ・アンド・クラフツ〈イギリス・アメリカ〉展に招待チケットを貰って行ってきましたが、日本の民芸にも興味があるので、開催したらいってこようと思います。



その時代に作られたモノに囲まれて、当時の人たちは生きていたわけですから、当時の風景を理解して感じ取るにはそうした品々は不可欠だと思います。しかし、日本の洋館の多くは「家具を取り払っている」ので、久我的にはそそりません。寒々しいのです。



保護の観点や人を割けない点などあるので文句を言えたものではありませんが、一種の「箱庭」として大切にして欲しいなぁと。



話が逸れました。



他にも幾つか出かけたい展示が開催しているので、それも見てくるつもりです。


十二の旅:感性と経験のイギリス美術展in 世田谷美術館 09/01/10〜09/03/01



こちらは風景が好きなので行って来ます。19世紀からですね。



もうひとり、当時の風景で言うと、最近気になっていたアメリカの画家アンドリュー・ワイエスの展示もBunkamuraで年末まで開催していましたが、それはいけませんでした。



アンドリュー・ワイエス



今日、たまたま新聞を読んでいたら逝去したとの記事が上がっていたので、展示を見に行って行けばよかったと思います。とはいえ、芸術家の作品は時間と国・言語を超えられるので、また機会があれば行きます。


創立250周年記念 ウェッジウッド 〜ヨーロッパ陶磁器デザインの歴史 in そごう美術館(横浜) 09/01/29〜09/03/01



ウェッジウッドは最近ニュースになりましたね。



最初の部分ではモノへの関心が高そうな書き方をしておきながら、久我は当時の品物を所持しようと言う欲求がありません。



第一に当時の品物は高価で管理が難しく、そのお金があれば本を買います。第二に、そのモノを映えさせる自然な環境を構築できていません。要は、家の中に置く場所がありません。置いても不自然です。そして第三に、丁寧に扱えない久我に不向きだからです。



というところで、ウェッジウッドは所持していませんが、見てこようかなぁと。



同じ陶器で言うと、ブランド品ではないですが、英国の温もり スリップ・ウェアー クライヴ・ボウエンと言う展示会も栃木県・益子で開催のようです。



19世紀の日常生活の中で使われたとのことで、こちらの方が親近感はありますね。さすがに遠征は出来ないので、見にいけないのが残念です。


開催中止か? 『大邸宅展』開催せず

情報が消えていますが、公式に一部残っていたので。




英国の大邸宅展
日時:2008年12月〜2009年3月 / 会場:お台場
500年を超える英国の素晴らしい歴史を紹介し、日本にいながら英国の風格ある大邸宅の雰囲気を体験するイベント。お台場で開催予定。


スポンサーが下りたのでしょうか?



個人消費が落ち込み、マンション・物件が売れない→不動産会社の倒産が相次ぐ冬の時代→住宅系イベントと思えるが、スポンサーがそれどころじゃない→開催出来ず、と。


最後に

4月以降も更新して欲しいですね。情報をもらえないか、聞いてみようと思います。