ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

昇級したものの……Part2

一年ぶりにレベルアップしました。



社会に出てからあまりテストを受けていませんので、前回同様、緊張しました。上司からの査定のFBはそんなに気にならないのですが。



テストによるレベルは結果であって、自分が成したい事象がそれによって保証されるとは限りません。テストはそれほど気にする必要は無いと言い訳してみても、なんだかんだで自分を落ち着かせるのは難しく。



テストは前回と同じ結果でした。途中までの調子はよかったのですが、最後の最後の質問がこれまた難しい。



「あなたの両親が、あなたに与えてくれたものは?」



考える時間を二分与えられましたが、一度も英語でそんなことは考えたことがありません。で、気づいたら講師が戻ってきて、五分間のスピーチの始まりです。そんなことを考えたことが無い自分を「親不孝者」だと責めつつ、「あぁ、日本人ってあんまり家族の話をしないかな」などと思い、無理やり搾り出して、疲れ果てました。



「もう駄目だ」



終わった後には「そういうプライベートなことは喋りたくないから、別のトピックスにして欲しいと言えばよかった」と悔し紛れに思いつつ、結果は前回と同じく、合格でした。合格した気がまったくしません。それも前回と同じです。



昇級したものの……(2009/04/17)



とはいえ、ここ最近は真面目に語学と向かい合っていたので、結果は素直に嬉しいです。努力が報われること、結果が可視化されることはなかなか無いことなので。レベルが上がることで自分の語学をより伸ばしやすい環境を得るのも確かです。自分よりも上の人と話すことは勉強になりますし、刺激も受けます。



そして、なんとなくコツがわかってきました。前回教師にレコメンドを貰えた時はスムーズに話せました。それは、「自分が英語で考えたことがある」ことだからでした。同じく一対一で話した時も、英語で考えたことがあることはスムーズにいけます。



逆に、前回と今回のように「考えたことが無い」話題は、日本語で考えてしまうのか、混乱し、駄目になります。



なので様々な「話したことがある機会・経験」を英会話学校で築いていくのでしょう。自分レベルの戦い方は「如何に、話したことがある内容・書き方を増やすか」、です。授業で受けたと言うレベルではなく、書き写したものでもなく、「自分の言葉で、自分の中から」出した言葉だけが、身につくものなのかなぁと。



ちょろっと立ち読みしたレベルですが、Google日本法人の社長?の英語の勉強本に、自分が最近感じたことと重なることがありました。その方は百個話題を用意しておけ、と言います。自分が話せることを多く持つことで、会話が長く出来るようになると。(正確なニュアンスは違うかもしれませんが)



いずれにせよ、もっと自分が好きなことを、もっと自分が伝えたいことを、英語でアウトプットできるように、文章を書きまくるしかありません。好きな分野で好きなことを伝えられ、相手の言葉を理解できれば、十分です。



遠い道のりですが、道筋が見えました。