2011年の年末ぐらいにTwitter上で「自分の本棚を公開できる場所が欲しいなぁ」とつぶやきました。これまでに何度もその呟きをしていたのですが、たまたま私が好きで利用しているカフェ『月夜のサアカス』のはるきさんから、「本棚の企画、どうでしょうか?」とお誘いを受けました。すぐに、「是非、お願いします!」と答えました。
この企画の告知が、昨日2012/02/26に行われました。以下、はるきさんと私のTwitterでの呟きとなります。
4月の土日メイド服仕様への変更と併せて、店内奥の本棚もメイド仕様になります!『英国メイドの世界』の著者、久我真樹さん(@kuga_spqr)ご蔵書の使用人資料の一部が入り、開放致します。むしろこれがあったからこそ、メイド仕様への変更が決定したようなもの。詳細は近々BLOGで!
2012-02-26 10:32:53 via web
メイド喫茶というか、むしろ、メイド研究喫茶、みたいな。
2012-02-26 10:34:20 via web
通っていたJAZZ喫茶やクラシック喫茶の影響も大きいかもです。夜な夜なおじいちゃん達が、レコード盤持ち寄って語り合う場を見て、これが喫茶か、って感じました。そういう意味での、メイド喫茶があっても良いなと。
現在、久我さんと、研究会?勉強会?を企画しています。毎月一回くらいのペースで会を開き、情報交換できたら楽しそうねと。会の名前を、現在2人で考えています。
2012/04/01より、秋葉原のカフェ『月夜のサアカス』(URLの書棚をお借りして、私の屋敷・メイド・ヴィクトリア朝関連の蔵書を公開します。 #英国メイド書架
2012-02-26 18:35:23 via web
昨年末に私が「蔵書を公開できる場所が欲しいなぁ」と呟いた際、月夜のオーナー・はるきさんからお声がけいただきました。公開は継続し、テーマを決めて、月単位で一部を入れ替えできればと考えています。 #英国メイド書架
2012-02-26 18:36:33 via web
自分で全部の本を読むことはできませんし、公開することで誰かの役立つかも、との気持ちがあります。研究にせよ、創作にせよ、資料を昇華して「高速道路」的に使う人が出るといいなぁとも思います。 #英国メイド書架
2012-02-26 18:41:23 via web
英国メイドに限らず、多様な入口からメイドに興味を持つ人を増得ることも願っていますし、はるきさんが語られるように(URL、私自身が多様な広がりやバックグラウンドを持つ方々から学びたい気持ちもあります。 #英国メイド書架
2012-02-26 18:42:10 via web
自分が本を出せたのも、また本を出すことで多くの方にお会いできたのも、日本でメイドブームがあったからです。その担い手の主体となる「秋葉原」やカフェに、自分なりに何が返せるか、何が残せるか、という活動となります。 #英国メイド書架
2012-02-26 18:44:22 via web
まずは小さく始めて、少しずつ広げていければと思います。そして、『月夜のサアカス』が好きな方にも楽しんでいただければ幸いです。よろしくお願いします。 #英国メイド書架
2012-02-26 18:48:11 via web
以上です。詳細決まり次第、改めてブログにて書きます。タグは #英国メイド書架 ですが、英国以外の資料も増やしていくつもりですし、メイド以外も揃えます(屋敷や生活系を増量で)。
2012-02-26 18:51:47 via web
2010年11月に、私は『英国メイドの世界』出版記念企画として秋葉原・シャッツキステにて『英国メイドの世界』出版記念コラボイベント(11/24〜28まで)を行いました。その時もやはり私が好きなお店で、かつオーナーの有井エリスさんにお声掛けいただき、実現しました。
その時にいろいろと学んだものもありましたし、では次にどうするか、というところで、「恒常的に本を置ける場所が欲しい」との気持ちが募りました。イベント期間限定の公開から進んで、今回は可能な限り長期に場所を確保することを一つの主眼としました。
『英国メイドの世界』はメイド界の「高速道路」を目指す(2010/11/02)に記したように、私は「高速道路」の建築にも興味を持っており、「出版した本・同人誌」に加えて、その本を生み出した「リソース」の公開を通じて、「高速道路」の資材にしたいと考えています。
また、私は今、「日本で語りえるメイド」を調べていて、そのコンテクストの多様さに打ちのめされています。英国メイドだけでもまだまだ知りたいこと、学ぶことが多すぎるのですが、日本の事情についても私一人では到底学びえません。だから、私は自分が持つリソースの一部を解放し、同時に、私自身が学ぶ機会を得られる「きっかけの場」を探していました。ご紹介したはるきさんの言葉で言えば、「同好会的に、メイドさんを語り合い研究する場としてのメイド喫茶。大学の研究室のような雰囲気」であることを願っていますし、私自身、その中では「好きなレコードを持ってくる参加者の一人」に過ぎません。
他にも、私がなぜ「日本で語りえるメイド」を学ぶかについて、そしてカフェの現場にこだわるかの理由は、また別の機会にお伝えするつもりです。この活動と、メイド研究は私の中で明確に繋がっています。
最後に、今日Twitterで見かけた、私に響いた言葉です。
mission に全人生をかけている状態は missionary position ?< 研究って趣味じゃなくてmissionなんだ.趣味とは全財産をかけるもの,missionとは全人生をかけるものだ. URL
自分にとって、メイド研究はmissionです。
関連リンク
シャッツキステとの出版記念コラボイベント・無事終了(2010/11/29)
メイド喫茶に初めて行ってみたい人向けに、英国メイド研究者が書いてみる(2011/12/24)
2011年の振り返り(2012/01/01)