ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。同人・出版活動の報告を含みます。

『エマ』第五話〜『月刊コミックビーム』1月号

実は、最初の頃は『エマ』の為にビームを買っていましたが、段々と買うのを忘れたり、立ち読みで済ませるようになりました。ビームの中にあるマンガの多くは久我の好みに合わない、で、あえて読んでも読後感のいいものが少ない、のです。



そんなこともあって、今月号の『エマ』も立ち読みしました。で、本屋でいろいろと他の本を探していたのですが、やっぱり、買うことにしました。それだけ、今月号の『エマ』は、コミックス収録を待ちきれないぐらいに綺麗で、何度も読み直したいものでした。



今回の作品は、非常に実験的です。今までは「ケリーの若い頃」「エレノアの後日談」など、主要登場人物のエピソード、どちらかというとキャラクターが主役でした。しかし、今回の『エマ』は、久我が理想としている世界を、ヴィクトリア朝とその時代の人、そして使用人を、綺麗な群像劇として描き出しました。



何人もの登場人物。

彼らにまつわるストーリー。

そして、彼らが存在する風景。



まさしく、「描きたいものだけを描く」



「ストーリー上の必要があるから描く」制約から解放された森薫先生の今回の短編は、見事です。一つ一つの風景、エピソードが完成しています。『シャーリー』も完成した作品ですが、『エマ』を完結させたその後、まだ「成長している」森薫先生に、驚きました。



『エマ』では時に、「ヴィクトリア朝」が際立ちすぎることがありましたが、多分、今までの森薫先生の作品の中で、最も「ヴィクトリア朝らしく、貴族、あの時代の人々、メイドたち、使用人たちとすべてが調和している」物語です。



まだ見ていない方は、是非、読んでみて下さい。すっと心に染みとおります。



これは、マンガ、或いは映像でしか表現できない美しい世界ですし、アニメのスタッフには、これを是非、極上の映像に仕上げて欲しいです。(もしくは実写化)



あの世界を、描きたいです。来年の目標、森薫先生に絵を描いてもらえるだけの物語・世界を書く、です。





好きだったのは、階段の下から見上げる玄関(多分、こういう構図の絵を意識的に描いた漫画家は森薫先生が初めてでは?)、それにコックのエピソードです。久我は今回、新刊の『ヴィクトリア朝の暮らし8巻』でコックの短編を描きましたので、もしも森薫先生のエピソードが気に入ったならば、是非、読んで欲しい、と思います。



来月はターシャ、です。


予約したがゆえにまだ読めなひ

予約限定、という『げんしけん』最終巻の限定版。8巻を購入してから、AMAZONですぐ予約しました。ところが世の中は随分と進んでいて、こういう予約をしなくても、「書店が予約」していて、そういう本でも買えてしまうんですね。



12/22発売なので、前日、『とらのあな』に行けばあるとわかっていつつも、「明日、AMAZONから来るはず」と思い、我慢しました。しかし、12/22、AMAZONから来ません。しかも今日の午前中に近所の普通の書店に行ったら、限定版が普通に平積みされてましたよ。



買いませんでしたが。



げんしけん (9) 限定版

げんしけん (9) 限定版





今日の午後には来るらしい……


完成&委託予定

本が届きました。分厚いです。



一応、『とらのあな』に委託する予定です。



で、既刊3〜7巻を『とらのあな』に委託していましたが、そろそろ委託出来る数に限りが出てきました。理由は同人誌そのものの発行してからの時間経過と、「3ヶ月で売り切る」という「とらのあな」のルールに抵触する(要は久我の同人誌はそれほど数が出ない)ものが増えたからです。



現状、4・5・7巻を委託していますが、3巻はもう委託できなくなりました。同様に、4巻以降もこの可能性が高くなっていきますので、ご留意下さい。一応、イベントには全種類を揃えて持って行きますが、来年の完結に向け、現在のシリーズをそのままに再版することも無くすつもりです。



この辺は年明けの在庫数を見つつ、決めます。