コミックマーケット75に当選しました。13回連続での参加となります。
周辺サークルを見る限り、場所はメイド島のようですが、反対側は成年向けの模様です。
大部数持込の要望は出しましたが、今回は跳ねられたようです。
在庫持ち込み数で夏同様、悩みそうです……
そしてそろそろ新刊を作り始めます。とはいえ、結構バーンナウト気味なので、週末に気持ちを盛り上げます。
『英国メイドの世界』増刷予定と、自分で通販をしない理由
コミケに受かったこともあり、『英国メイドの世界』の増刷を行うです。一応、初めての増刷です。
委託の再開も「とらのあな」の許可が出次第、行います。
初版、どんだけ刷ったかは、機会があればネタとして公開します。事前に話した人のうち、自分以外にはひとりぐらいしかその数を適正だと思っていませんでしたから……印刷した総重量も笑えます。
新刊にまつわる数字とか、累計の頒布部数とか、「二次創作でもなく」「プロでもなく」「文章だけ」のサークルによる同人活動としては、面白い数字と言えます。それだけ、同人活動にはまだ可能性があるんだなぁと思えるものです。テーマ付けとセグメントと時流など、結果論ではありますが、きっと他にもいろんな領域が広がっているはずです。
その中で、「とらのあな」や、インターネットの情報頒布力は、マーケティングの要素として必要不可欠なのだとも思いました。同人イベントで、「何人が自分の本を手にしたか」カウントしたことはありますが、見てもらわなければ、存在しないも同じです。
「とらのあな」で言えば、委託も重要な要素です。
たとえば、「個人通販しないんですか?」と聞かれますが、50冊の同人誌を個人で扱うのに費やす時間は、どれぐらいか考えてみます。
印字して、封筒に詰めて、送料を支払ってなどの手続きを1冊最低10分で行ったとして、50冊×10分=500分=約8時間、です。実際には依頼が重ならなければここまでの規模になりませんが、その上で個々にトラブルが起こり、時間が費やされる可能性もあります。在庫も自宅で抱えなければなりません。
こういう「非創作活動」の時間はゼロに近づけて、すべて創作に使いたい、というのが個人の意思としてあります。実際に使いきれてはいませんが、創作活動以外の時間はなるべくアウトソーシングしていくのが、リスク要因として存在するトラブル対応を避け、働きながら同人を続けていく技術なのかと、自分は思います。
船戸明里先生の無断転載との対話
■[無断転載]まとめ(船戸先生の公式ブログ)
ネットにおける著作権や作家の意向を無視した画像転載に対して、自身の子供と言える作品を守りつつ、それでも画像転載者対話しようと、妥協点を見出そうとするも、感情的で一方的な反応ばかりが返ってくる、というのが感じられます。
ここまで真剣に、対話しようと、言葉を伝えようとしているにもかかわらず、です。
作家にとって創作活動が本題である中、これだけのエネルギーを船戸先生に使わせることを、『転載をして、迷惑をかける「ファン」を名乗る人々』は理解しているのでしょうか? 何時間、何日、何ヶ月、どれだけの時間を費やさせてしまうのか?
そんな声は無視すればいい、との考え方もありますが、自分が生み出した作品をここまで守ろうとするスタンスは、大切なことだと思います。出来れば、ネガティブな意味ではゴールしないで欲しいです。
『Under the Rose』
Under the Rose (1) 冬の物語 バースコミックスデラックス
- 作者: 船戸明里
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: コミック
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『Under the Rose』についての日記での感想