ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

『ひぐらし』『うみねこ』スタッフBT様の訃報と、『MAID HACKS』

http://07th-expansion.net/Cgi/clip/clip.cgi


竜騎士07様の製作日記にて公開されていました。BT様には一度お世話になったことがあり(ネットを見ると、多くの方が同じようにアレンジや手助けをしていただいていますね)、感謝の念を、ここに書きます。



久我は2007年冬に『MAID HACKS』という実在したメイドのエピソード集を書きました。その中で、ヴィクトリア朝のメイドマニアともいえるArthur Munbyと、『ひぐらし』のメイドスキー・イリーを少し取り上げました。『MAID HACKS』の表紙がオライリーのパロディだと気づいた方は多かったのですが、オライリーの文字の中に「イリー」を見つけたときは、「何たる偶然!」と、「協力:入江診療所」の名前を同人誌に入れられないかなぁと夢想しました。



そこで、07th Expansionに確認をしましたところ、BT様より丁寧なメールがありました。僕は個人的に、友人のススメでやった『ひぐらしのなく頃に』のテーマが大好きで、少し物の見方を変えるところがあったのでその感想もあわせて伝えると、暖かい返信もいただきました。



話はそれで終わりではなく、新刊ができあがった2007年冬コミに、サークルのBT様にご挨拶に伺いました。すると、たまたまスペースにいた竜騎士07様をご紹介していただけて、お二方に新刊を渡すこともできました。



ここでのご縁が、自分の将来を決める時の判断材料に少し影響を与えたのですが、『MAID HACKS』のスペシャルサンクスに竜騎士07様とBT様のお名前を書いたのは、上記のようなやりとりがあったからです。



作品に接した読者として、お世話になったものとして日記を書きました。サークル活動は物を作るだけではなく人と接する部分も大きく、『ひぐらし』『うみねこ』の誕生だけではなく、その活動が愛されて、ファン同士が繋がっているのにBT様の存在は大きかったとも思います。



お世話になりました。お会いできて、嬉しかったです。