書いている今日(05/22)は結局、久々に1日丸々の休みとしました。
NHK『雪の女王』
先週、何の重さも無く終わってしまった、『名探偵ポワロとマープル』。その終了後に放映された、『雪の女王』の予告編を見て思ったのは、「予算のかけ方が違いすぎる!」でした。この作品にかける力の半分でも費やしてくれたら、と思うほど、街並みの重さが違いすぎます。『名探偵ポワロとマープル』、世界初のクリスティ・アニメという看板が泣いています。
『雪の女王』そのものは、19世紀のヨーロッパの田園が描かれていて、好きな雰囲気です。ハウス名作的なのどかな光景が広がり、季節感もあって、いい雰囲気です。
それに、まさか、落穂拾いをネタとして使われるとは思っていませんでした。ミレーの『落穂拾い』でも描かれていますが、ヨーロッパのどの国でも、一緒みたいですね。前に、これをネタに短編を一本書いたんですが、眠ったままです。
絵の高いクオリティと、先が読めないところでは、久々に子供心で楽しめそうですが、哀しいかな、好きな声優である日高のり子さんが「お母さん役」でした……
同人から生まれたメイド資料本というジャンル
WEB拍手にコメントをいただき、ありがとうございます。
これは制作している同人誌のキャッチコピーで、『エマ ヴィクトリアンガイド』に負けない資料同人誌を作っています、という気持ちの現れになります。
元々、ヴィクトリア朝メイドの資料という特殊な分野は、同人誌から生まれています。そもそも、メイドジャンルというものが同人から広がっています。森薫先生も、1997年ぐらいからメイドジャンルで活動されていました。
久我がこのジャンルに入ったのは2000年、しかし、それ以前から様々な資料系の同人誌が作られていました。「メイドさんの全盛時だった英国ヴィクトリア朝、実際はどうだったの?」という問いかけに、市販の本は回答を与えてくれませんでした。
その中で生まれた資料本の歴史に、最初に金字塔を打ち立てたのは、「制服学部メイドさん学科」さんの著作です。その完成度、作りこみ具合、こだわり方。こういうジャンルの本は、同人誌にしか無かったのです。
時は流れて2003年、商業レベルで初めて登場したヴィクトリア朝メイドさんの資料本が、『エマ ヴィクトリアンガイド』です。これを初めて読んだときの感想としては、同人誌の3巻紹介の箇所に書いていますが、「勝てるとは思わないが、部分的に負けないぐらいの資料本を作れている」というもので、それが、冒頭のキャッチコピーになりました。
時間は同じには流れず、今時点でこの言葉がそのまま通じるかわかりませんが、同人誌から生まれたジャンルであると思うからこそ、『エマ ヴィクトリアンガイド』と戦える同人誌でありたい、と思っています。