先週、何の重さも無く終わってしまった、『名探偵ポワロとマープル』。その終了後に放映された、『雪の女王』の予告編を見て思ったのは、「予算のかけ方が違いすぎる!」でした。この作品にかける力の半分でも費やしてくれたら、と思うほど、街並みの重さが違いすぎます。『名探偵ポワロとマープル』、世界初のクリスティ・アニメという看板が泣いています。
『雪の女王』そのものは、19世紀のヨーロッパの田園が描かれていて、好きな雰囲気です。ハウス名作的なのどかな光景が広がり、季節感もあって、いい雰囲気です。
それに、まさか、落穂拾いをネタとして使われるとは思っていませんでした。ミレーの『落穂拾い』でも描かれていますが、ヨーロッパのどの国でも、一緒みたいですね。前に、これをネタに短編を一本書いたんですが、眠ったままです。
絵の高いクオリティと、先が読めないところでは、久々に子供心で楽しめそうですが、哀しいかな、好きな声優である日高のり子さんが「お母さん役」でした……