ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

「F-Files 図解 メイド」

電脳メイドしづ子さん経由ですが、メイドさん関連の資料本が出るそうです。出版社はTRPGをやっている人ならばおなじみの新紀元社です。



『エマ ヴィクトリアンガイド』に始まり、ここでひとまず、「メイド萌えを意識して編集された資料本」は、終わりそうな気がします。正直、ここまでこのジャンルが「売れる」と認識されるとは思っていなかったですね。



「F-Files 図解 メイド」4月下旬発売予定



目次を見る限り、かなり詳細なラインナップです。「同人誌作家」向けというターゲティング、それにネットで言うと『震空館』さんや、『Maideria』さん、それに『東大メイド研究会』さんを読んでいて、『ヴィクトリアン・サーヴァント』の影響を受けていそうなラインナップです。ドイツのメイドとか、日本の女学校、女給という視点ですね。



こういう本が出るたび、「あぁ、自分の同人誌が完結していて、きちんとした形で出版出来たらなぁ」とは思います。やっぱり、自分の創っているものにプライドがありますし、他のどれよりも独特である、とは信じていますので。



その一方で、何かしらの発見・気づきを与えてくれるとは思います。知らないと言うか、目を向けていないような角度の切り口もかなり多そうで、楽しみではあります。



個人的には、その下にあった『魔動王グランゾート メモリアルブック 』が超・欲しいです……


DVD買いあさり中

この1年ぐらい、やけにAMAZONで英語版ドラマのDVDを買っています。既に十何本未視聴のものが溜まっています。「なんでこんなに買うのかなぁ」「安いから」なのですが、どれぐらい安いかと言うと、1本4〜8ポンドぐらいで済みます。



値段相応にパッケージはシンプル、パンフレットが無いこともざらですが、「800〜1600円ならば、映画館で映画見るより安いじゃん」という言い訳が、歯止めを失わせます。送料はそこそこしますが、まとめて買えばそれほどでもなく、ある意味、英語の勉強用と思えば、教材買うより安いです。



日本語吹き替え、字幕が無いのは当たり前ですが、英語の字幕が無いことも良くあります。元を取るため、必死に映像の中身を理解しようとして、向上心が生まれますね。



そんなこんなで、今の流行はトマス・ハーディ。イギリスでは大人気らしく、短編を含めて、かなりの数がドラマ化・リメイクされています。ただ、どうしても決意がつかないのは、『カスターブリッジの市長』。可哀相過ぎて、あまり映像を見る気がしません。



さて、最近になって、ようやく『BLEAK HOUSE』(ディケンズ『荒涼館』ASIN:448002297X)のドラマがDVD化しました。文学に登場した中でメイドの中で最も気に入っているチャーリー(シャーロット、シャーリー)がどのようなキャスティングなのか、楽しみです。



Bleak House [DVD] [Import]



視聴できるのはこの週末になりそうです……