ヴィクトリア朝と屋敷とメイドさん

家事使用人研究者の久我真樹のブログです。主に英国ヴィクトリア朝の屋敷と、そこで働くメイドや執事などを紹介します。

『名探偵ポワロとマープル』

今日のクリスティ紀行は、カントリーハウス『ソルトラム』を題材としました。カントリーハウスの内装の色彩や模様に、ロバート・アダムの様式が出ています。キッチンの描写などもあり、ビデオに撮っておくべきでした。



詳しくこのカントリーハウスを知りたい方には、『英国貴族の邸宅』をオススメします。



英国貴族の邸宅 (ショトル・ミュージアム)
この本はロバート・アダムの関わったカントリーハウスの写真集+資料集になっていて、値段(1533円)のわりに、非常にコストパフォーマンスのいい本です。P.84から『ソルトラム』が登場しています。



当時の所有者:初代ボリンドン男爵

改装:ロバート・アダム

Saltram:NationalTrust



ヴィクトリア朝の建築よりも、どちらかというとこちらの18世紀・アダム様式の方が明るさがあり、好みです。確か、「ヴィクトリア&アルバート博物館」にも、ロバート・アダムの様式を復元した部屋?があります。また、映画『スチーム・ボーイ』でも、スカーレットの部屋にこの模様が再現されていました。